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NBA

八村塁、デビュー戦以来のダブルダブルで成長を証明!“クラッチタイム“での精度が今後の課題に

秋山裕之

2019.12.11

ベルターンスの3ポイントに沸くウィザーズのベンチ。若手を中心にムードの良さをうかがわせる。(C)Getty Images

ベルターンスの3ポイントに沸くウィザーズのベンチ。若手を中心にムードの良さをうかがわせる。(C)Getty Images

 前半は53-48でホームのホーネッツが5点をリード。八村は17分54秒プレーして6得点、3リバウンド、1アシスト、1スティール。フィールドゴール成功率28.6%(2/7)、フリースロー50.0%(2/4)、3ファウルで試合を折り返す。

 逆襲に出たいウィザーズは第3クォーター、八村が反撃の狼煙を上げる。後半最初の3分間で3本のジャンプシュートを立て続けにヒット。同クォーター中盤にはビオンボ相手にリング下でタフショットをミスするも、オフェンシブ・リバウンドを制してティップインを放り込むなど強さを見せつける。結局、同クォーターだけで8得点、5リバウンドを稼ぎ、残り3分43秒でベンチへと退いた。

 試合は再び流れを取り戻したホーネッツが第3クォーター残り約3分で16点をリードするも、ダービス・ベルターンスがそこから3本連続で3ポイントをねじ込み、ウィザーズが7点差まで追い上げてこのクォーターを終える。
 
 第4クォーターに入ってもベルターンスの勢いは止まらず、残り10分53秒にファウルを受けながらこの日6本目の3ポイントを沈めたところでベンチも大騒ぎ。ビールが後輩の超絶パフォーマンスに気絶して倒れるオーバーリアクションを見せると、八村がすかさずエースへ心臓マッサージのフリをするなど、激しい試合の中でほっこりさせるシーンも見られた。

 90-90の同点で迎えた残り6分37秒には八村もコートイン。一進一退のゲームは、ウィザーズのベルターンスとホーネッツのデボンテ・グラハムによる3ポイントの競演に。お互いタフショットを沈めて会場を沸かせ、僅差のままクラッチタイムへと突入する。

 残り4分7秒。イシュ・スミスのパスをゴール下で受け取った八村は、ポンプフェイクでディフェンダー2人を跳ばせてファウルを誘い、フリースロー2本を確実に決める。残り3分30秒にはオフェンシブ・リバウンドでチームの攻撃をつなげる働きを見せると、その次のオフェンスではヴァグナーのパスからダブルクラッチ気味のタフショットをねじ込み逆転に導いた。
 
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