「あの日、ブルックリンで彼らと試合することになった時でさえ、アリーナで『ここが僕のホームだ』って（上を見ながら両手を上げて）はしゃいでたんだ。それから２日後にトレードさ。だからカルマみたいなものだね（笑）。

　そして、そこで働いてる連中に言ったのさ。『また会おう。２、３日で戻ってくるよ』とね」
  　まさに予言通りとなったブリッジズの未来。サンズは翌戦が敵地でのホークス戦だったため、選手たちはアトランタに移動していたが、ブリッジズからすれば「試合が終わった後、そのまま滞在させてくれればよかったのに。アトランタからまた飛行機で戻らなきゃならなかったんだ」と思ったのも当然だろう。

　その後、新天地でエース役を任されて見事な活躍を披露、今夏行なわれるワールドカップのアメリカ代表に選ばれるまでの選手となったブリッジズ。昨季のトレード後はネッツがサンズと対戦することはなかったため、今季の両軍の試合では、古巣相手に成長した姿を見せ“手痛い恩返し”を見舞いたいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

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