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バスケW杯

【バスケW杯】難敵リトアニア戦を前に、アメリカ代表が自信「我々は40分間にわたって相手を疲弊させることができる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.09.03

 モンテネグロ戦ではジョシュ・ハート(ニューヨーク・ニックス)がジャクソンJr.に代わってニコラ・ヴュチェビッチ(シカゴ・ブルズ)相手に好守を見せるなど、その多様な選手起用にも注目したいところだ。

 選手たちも国際大会を勝ち上がるうえでフィジカルな展開を乗り越えることの重要性は理解しており、チームの得点源であるアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)はこう話す。

「僕らはもっとフィジカルにいかないとね。スモール(ラインナップ)でプレーすると、僕は4番(パワーフォワード)になるかもしれない。だからこそ、もっとフィジカルに戦っていかなきゃいけない。僕に限らず、ガード全員がね」
 
 控えポイントガードとして重要な活躍を続けるタイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)も「僕らはそのためにエキシビションゲームをこなしている。(フィジカルなゲームを経験して)真の影響がどのようにして自分たちへ残るのか、それを準備するためのテストをしてきたんだ。僕らはいくつか逆境に直面してきたと思う。エキシビションゲームとこのトーナメントでね。だからその経験が助けになると思う。僕らは混乱したりはしなかった」と話しており、フィジカルな戦いにも真っ向勝負する姿勢を見せている。

 幸いなことに、3日のリトアニア戦は仮に落としたとしても、アメリカはグループ2位になるだけでトーナメントを去ることはない。だからこそ、カーHCをはじめとするコーチ陣は、今後に向けて新たなラインナップや選手起用を試す絶好のチャンスと捉えているのかもしれない。

文●秋山裕之(フリーライター)
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