前回のワールドカップを７位で終えていたアメリカは、今大会もメダルなしの４位に終わったことで、２大会連続のメダル逸に。これは大会の名称が世界選手権だった1963、67、70年の３大会連続に続く、２度目の屈辱となった。

　試合を終えたブリッジズは「今日は最後まで戦い切った。けど傷ついたよ」と切り出し、今大会をこう振り返った。
  「何よりも重要なのは、（大会を終えたことで）コーチ陣や選手たち、スタッフ、それにこの経験から離れてしまうこと。これから先、僕は（代表チーム入りを打診されたら）絶対にノーとは言わないと思う。どんな時でも光栄だし、今回自分たちが望む結果を得られなかったけど、この６週間で得たことを何かと交換したりはしない」

　アメリカは残念な結果に終わったものの、27歳のブリッジズにとっては、今後の輝かしいキャリアに向けたかけがえのない経験となったようだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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