「彼のゲームにそれが加わったら……。今の時点でさえ、彼を止めるのは難しい。それが“極めて”難しくなるだろうね。バスケット(リング)を背にプレーすることで、彼は相手チームを崩壊させることになるだろう」
現役時代のキャセールは、ロケッツ時代に“ドリームシェイク”の生みの親アキーム・オラジュワンや、ボストン・セルティックス時代はケビン・ガーネットというポストプレーに秀でた選手たちとプレーしてきた。彼らがペイントエリアから加点することで、ガードとして大きな恩恵を受けていたのだろう。
セルティックスの今季初戦は25日のニューヨーク・ニックス戦。テイタムがレギュラーシーズン初戦からさっそくポストプレーで相手を制圧するかどうかはわからないが、キャセールは現状のテイタムに合格点を与えていた。
「今の彼は驚異的な進歩を見せている。見ていて本当に楽しいね。ワークアウトで磨いてきたものを試合のコートへと持ち込んでいくのは、いつだっていい気持ちになるものさ」
セルティックスにはテイタムのほかにもブラウンとポルジンギスという平均20.0点以上を計算できるスコアラーがおり、ホリデーとホワイト、ホーフォードも平均2桁得点を記録することは十分可能だ。
ただ、オフェンスが停滞した場面やチーム全体でショットが不調な時間帯、あるいは明らかにミスマッチを狙えるポゼッションで、テイタムが早速キャセールとの特訓で身につけたポストプレーを見せる日が訪れるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
現役時代のキャセールは、ロケッツ時代に“ドリームシェイク”の生みの親アキーム・オラジュワンや、ボストン・セルティックス時代はケビン・ガーネットというポストプレーに秀でた選手たちとプレーしてきた。彼らがペイントエリアから加点することで、ガードとして大きな恩恵を受けていたのだろう。
セルティックスの今季初戦は25日のニューヨーク・ニックス戦。テイタムがレギュラーシーズン初戦からさっそくポストプレーで相手を制圧するかどうかはわからないが、キャセールは現状のテイタムに合格点を与えていた。
「今の彼は驚異的な進歩を見せている。見ていて本当に楽しいね。ワークアウトで磨いてきたものを試合のコートへと持ち込んでいくのは、いつだっていい気持ちになるものさ」
セルティックスにはテイタムのほかにもブラウンとポルジンギスという平均20.0点以上を計算できるスコアラーがおり、ホリデーとホワイト、ホーフォードも平均2桁得点を記録することは十分可能だ。
ただ、オフェンスが停滞した場面やチーム全体でショットが不調な時間帯、あるいは明らかにミスマッチを狙えるポゼッションで、テイタムが早速キャセールとの特訓で身につけたポストプレーを見せる日が訪れるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
関連記事
- 1年目と現役最終年に優勝した“お祭り男”、サム・キャセールの栄光のキャリア【NBA名脇役列伝・前編】
- 「タフだけど、楽しくもある」ヤニス&リラード擁するバックスとの対戦を心待ちにするテイタム<DUNKSHOOT>
- 「彼は勝者で負けず嫌いな男」。セルティックスOBのロンドが元同僚ホリデーを称賛「数字に残らないこともたくさんこなしてくれる」<DUNKSHOOT>
- 「チーム全体でお互いを信じてやらなきゃいけない」セルティックスの名脇役ホワイトが語るディフェンスの重要性<DUNKSHOOT>
- セルティックスの主砲テイタムが優勝を逃し続けている近年の状況に危機感「あまり多くの時間はない」<DUNKSHOOT>