今夏にボストン・セルティックスは、ワシントン・ウィザーズからクリスタプス・ポルジンギス、ポートランド・トレイルブレイザーズとのトレードで昨季ミルウォーキー・バックスでプレーしたドリュー・ホリデーを獲得した。
この2つのトレードでチームはマーカス・スマート、マルコム・ブログドン、ロバート・ウィリアムズ三世を放出。さらにグラント・ウィリアムズもサイン&トレードで手放すこととなったが、2枚看板のジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンをキープしつつ、オールスター出場経験のあるポルジンギスとホリデーを加えたことで、昨季より戦力アップしたという声も聞かれる。
だがイーストには昨プレーオフでファイナルに勝ち上がったマイアミ・ヒートや、バックス、フィラデルフィア・セブンティシクサーズといったライバルチームがいる。
ジミー・バトラー、バム・アデバヨを中心に、毎年プレーオフで強さを発揮するヒート、昨季のMVPジョエル・エンビードを擁するシクサーズにはタイリース・マキシーやトバイアス・ハリス、PJ・タッカー、ケリー・ウーブレイJr.といった実力者がおり、トレードを要求しているジェームズ・ハーデンが不在でも、決して侮れない相手だ。
ただ、昨季リーグベスト2の戦績を残したバックスとセルティックスが、今季もイーストの“ビッグ2”と言えるだろう。57勝25敗(勝率69.5%)を残したセルティックスに対し、58勝24敗(勝率70.7%)のバックスはオールスターガードのデイミアン・リラードをロスターへ加え、ヤニス・アデトクンボとのスーパーデュオの形成に成功したからだ。
テイタムは10月5日(日本時間6日、日付は以下同)に公開された『Bleacher Report』のインタビューで、リラードを補強したバックスについて次のように語っていた。
「デイミアン・リラードのトレードトークは夏の間ずっと見てきた。けどミルウォーキーはその話題に入っていなかったから、僕が耳にすることは一切なかった。だから当然、そのことを知った時には驚いたよ。
彼らはとんでもないチームになる。それを回避することはできないね。だってあのチームにはリーグのベストプレーヤーが2人もいるし、彼らは全盛時にある。タフだけど、楽しくもある。今シーズンが楽しみだよ。(ほかにも)リーグにはいいチームが本当にたくさんある。きっと上質なバスケットボールが展開されるさ」
オールスイッチできる布陣を擁するセルティックスだが、昨季平均30点以上を叩き出したヤニス&リラードのピック&ロールに対応できるのか。
今季両チームの対戦は4度(11月22日、1月11日、3月20日、4月9日)組まれている。まずは11月にホームのTDガーデンで開催される第1ラウンドを楽しみに待ちたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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ジミー・バトラー、バム・アデバヨを中心に、毎年プレーオフで強さを発揮するヒート、昨季のMVPジョエル・エンビードを擁するシクサーズにはタイリース・マキシーやトバイアス・ハリス、PJ・タッカー、ケリー・ウーブレイJr.といった実力者がおり、トレードを要求しているジェームズ・ハーデンが不在でも、決して侮れない相手だ。
ただ、昨季リーグベスト2の戦績を残したバックスとセルティックスが、今季もイーストの“ビッグ2”と言えるだろう。57勝25敗(勝率69.5%)を残したセルティックスに対し、58勝24敗(勝率70.7%)のバックスはオールスターガードのデイミアン・リラードをロスターへ加え、ヤニス・アデトクンボとのスーパーデュオの形成に成功したからだ。
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彼らはとんでもないチームになる。それを回避することはできないね。だってあのチームにはリーグのベストプレーヤーが2人もいるし、彼らは全盛時にある。タフだけど、楽しくもある。今シーズンが楽しみだよ。(ほかにも)リーグにはいいチームが本当にたくさんある。きっと上質なバスケットボールが展開されるさ」
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今季両チームの対戦は4度(11月22日、1月11日、3月20日、4月9日)組まれている。まずは11月にホームのTDガーデンで開催される第1ラウンドを楽しみに待ちたいところだ。
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