ブルズ時代にはマイケル・ジョーダンやスコッティ・ピッペン、スパーズではティム・ダンカンやトニー・パーカーといったスコアラーがおり、カーの役目は彼らを支えるスポットアップシューター。
インサイドの攻防が中心だった1990年代と3ポイント全盛の現代バスケットボールを単純比較することは難しいが、フェニックス・サンズ時代にフロント職、さらにはアナリストを務め、現在はHCと30年以上もリーグに携わっているカーは、カリーの凄さをこう語っていた。
「(カリーが放つ)ショットの難易度の高さは見て取れるはずだ。もし(ステフが)毎晩ワイドオープンの時だけスリーを放てば、間違いなく(私よりも)上にいくはずだ」
カリーはどの対戦チームにとっても、ゲームプランに挙がる存在。ボールを保持して自ら仕掛けてプルアップで仕留めるだけでなく、オフボールでハーフコートを走り回り、スクリーンや味方との意思疎通でカッティングからパスをもらって、一瞬の隙を突いていとも簡単に3ポイントを決める。
その恐ろしさは、誰よりもカーHCが痛いほど身に染みているようだ。
「地球上の誰もが、あのショットを避けようとする。(でもステフは)毎晩のようにそれを決めてしまう。彼はそれを何百本と繰り出してきたんだ。想像してみてほしい。もしそうしたもの(タフショット)を全部取り除いたら、いったいどこまで成功率が上がるのか。でも彼はそんなことは一切気にしない。そこが彼の素晴らしさなんだ」
ウォリアーズの本拠地チェイス・センターでカリーの3ポイントが決まると、会場全体の雰囲気が変わるほどの影響力がある。レギュラーシーズンやプレーオフで、相手チームとしては最も回避したいケースなのは間違いない。
衰え知らずのカリーは、引退まで第一線で活躍を続けるだろう。ただ、もし彼がカーのようにスポットアップシューターとしての役割に専念した場合、どれほど高い成功率を残すことができるかは興味深いところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】プレーでもルックスでもファンを魅了!NBA史上最高のシューター、ステフィン・カリーの厳選ショット!
インサイドの攻防が中心だった1990年代と3ポイント全盛の現代バスケットボールを単純比較することは難しいが、フェニックス・サンズ時代にフロント職、さらにはアナリストを務め、現在はHCと30年以上もリーグに携わっているカーは、カリーの凄さをこう語っていた。
「(カリーが放つ)ショットの難易度の高さは見て取れるはずだ。もし(ステフが)毎晩ワイドオープンの時だけスリーを放てば、間違いなく(私よりも)上にいくはずだ」
カリーはどの対戦チームにとっても、ゲームプランに挙がる存在。ボールを保持して自ら仕掛けてプルアップで仕留めるだけでなく、オフボールでハーフコートを走り回り、スクリーンや味方との意思疎通でカッティングからパスをもらって、一瞬の隙を突いていとも簡単に3ポイントを決める。
その恐ろしさは、誰よりもカーHCが痛いほど身に染みているようだ。
「地球上の誰もが、あのショットを避けようとする。(でもステフは)毎晩のようにそれを決めてしまう。彼はそれを何百本と繰り出してきたんだ。想像してみてほしい。もしそうしたもの(タフショット)を全部取り除いたら、いったいどこまで成功率が上がるのか。でも彼はそんなことは一切気にしない。そこが彼の素晴らしさなんだ」
ウォリアーズの本拠地チェイス・センターでカリーの3ポイントが決まると、会場全体の雰囲気が変わるほどの影響力がある。レギュラーシーズンやプレーオフで、相手チームとしては最も回避したいケースなのは間違いない。
衰え知らずのカリーは、引退まで第一線で活躍を続けるだろう。ただ、もし彼がカーのようにスポットアップシューターとしての役割に専念した場合、どれほど高い成功率を残すことができるかは興味深いところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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