就任10シーズン目のスティーブ・カーHC（ヘッドコーチ）は、トンプソンが復調した要因を次のように語っていた。

「この５試合を見て私が思うのは、ショットセレクションが最も大きい。いいショットを打てているよ。その結果として、このチームはより落ち着くことができている。我々はもっと効率良くプレーを展開しているんだ。（味方の）スクリーンを使って、彼がオープンならシュートする。そうでなければ動いている。彼がそうしてくれることで、彼自身だけでなくこのチームもベストになるんだ」
  　プレーメーカーのグリーンは不在だが、チームには経験豊富なクリス・ポールがいるほか、ルーニーのハンドオフやクミンガがトップ下付近でプレーメーキングするシーンもあり、チーム全体でグリーンの抜けた穴を埋めている。

　ウォリアーズは25日のクリスマスゲーム、敵地で昨季王者のデンバー・ナゲッツと対戦し、その後はホーム７連戦が組まれている。ここで白星を積み重ねて、さらに順位を上げていきたいところだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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