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NBA

ホームで屈辱的な大敗を喫したウォリアーズ。カリーも不満を隠せず「こんな雰囲気になることなんてなかった。最悪さ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.01.12

「このチームを助けるため、具体的に何を変えるべきかを把握し、それを説明できる段階に来ている。その話は試合中やフィルムセッション、ロッカールームでも起きている。けど(解決とは)反対の方向へ向かってしまっている。何て言うべきなんだろう。チームがこんな雰囲気になることなんてなかった。最悪さ」

 レギュラーシーズンはまだ半分以上残っており、グリーンやポール、ペイトン二世の復帰によって状況が好転することも考えられる。だがウエストは今季も1試合ごとの勝敗で順位が変動する大混戦となっているだけに、彼らの復帰をただ待つほどの余裕は今のチームにはない。

 2月8日のトレード・デッドラインまで約1か月。この時期は毎年のようにトレードの噂で溢れるが、11日に米スポーツ専門メディア『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は『FanDuel』の番組「Run it Back」へ出演した際に「今のゴールデンステイトの考えは、カリー以外は全員(トレードを)検討中だということ」と話していたことからも、シーズン途中でロスターにメスを入れる可能性が浮上している。
 
 実際、カリーも現状打破に向けて「もしこのまま物事が進んだら、(ロスターを大改造するのは)かなり明白だね。同じことを行ない、違う結果を期待すること。それこそ狂気そのものでしょ?」と、政治家が好むフレーズを交えて語っていた。

 ウォリアーズが掲げるゴールはプレーオフ進出ではなく、球団史上8度目の王座獲得にある。そのため、厳しい見方かもしれないが、主戦力を見直す時期に差し掛かっているのかもしれない。

 2010年代以降のNBAで、最も成功を収めたウォリアーズの選手たちが一斉にトレード市場へ出ることとなれば、今年のデッドラインは例年以上に多くの動きが起こることになりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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