一方で、エンビードは2019年11月8日以降、デンバーでプレーしていないというデータもある。ナゲッツで計7年間プレーした経験を持つ元NBA選手のケニョン・マーティンは標高1600mにあり、すぐに息が上がるデンバーという場所が欠場の要因だと冗談交じりに推測した。
「ニコラ(ヨキッチ)を避けているんじゃなくて、あの(デンバーの)標高を避けているんだ。口の中がカラカラになるか、水っぽくなるかのどちらかだ。口の中のことはコントロールできない。(現役時代の)ブルズ戦のことをよく覚えているけど、(相手センターの)エディ・カリーは“ゼーハーゼーハー”と息が上がって、今にも倒れそうだった。すごく厄介なんだ」
1月30日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で復帰したエンビードだが、今季すでに12試合を欠場しており、今シーズンから適用されている団体交渉協約(CBA)により、あと6試合以上欠場すると2年連続MVPを含めた個人賞の道(最低65試合出場が条件として設定)が閉ざされる。
“ロード・マネジメント”(意図的に選手を休ませる方法)に対する取り締まりも厳しくなるなか、エンビードは残りのシーズンを通して健康を維持できるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
コビーの81点ゲームと同日に70得点を叩き出したエンビード。試合後は天国のレジェンドへメッセージ<DUNKSHOOT>
得点王エンビードに守備巧者グリーンも脱帽「ジョエルこそがリーグで最もガードが困難な男だ」<DUNKSHOOT>
「数年前まではガードが支配していた。でも…」エンビード、ヨキッチらに続き、若手の台頭で再びビッグマンの時代が到来?<DUNKSHOOT>
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