事実、セルティックスの選手たちは昨年12月のウエスト遠征時にグリフィンへチーム復帰を求めており、プリチャードは次のように語った。

「ほんの１、２週間前に彼へテキストを送ったんだ。『最後の舞台として戻ってこないか？』ってね。けど彼は今の生活を楽しんでいると言っていた」

　なお、番組内でホスト役のダン・キャッツがグリフィンと連絡を取り、セルティックスへ復帰する可能性があるか聞いたところ、「そのことは結構話した。（でも）僕はいま、自分の人生を楽しんでいるところだ」と返ってきたという。
  　セルティックスのゴールは球団史上18度目のリーグ制覇。今季はテイタム＆ブラウンのウイングデュオに、優秀なロールプレーヤーのホワイトやホーフォード、そしてオールスター経験者のポルジンギス、ホリデーを加えるなど、豪華戦力を有している。

「彼らは有力な候補。保証はしないし、悪巧みはしたくない。けど僕の心の中で、彼らはものすごく有力なタイトル候補なんだ」（グリフィン）

　セルティックス復帰が実現すれば、グリフィンにとって優勝でキャリアを終えられる可能性もある。残された期限は決して多くないなか、この男の決断に注目だ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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