「僕はハッスルプレー、泥臭いプレーでアピールしたい。リバウンドやエナジーの面で貢献できると思う」と意気込みを見せていたウィリアムズは、今のウィザーズにおいて貴重なビッグマンと言える。

　もっとも、右足甲のストレス反応により今月上旬から欠場していたブライアントについて、ウィザーズは傘下のＧリーグチーム、キャピタルシティ・ゴーゴーで調整していると発表しており、戦列復帰が近づいている。

　さらに、２試合の出場停止処分を受けていたアイザイア・トーマスも、28日（同29日）のニューヨーク・ニックス戦で復帰できる見込みであり、徐々にだが、ケガ人がラインナップへ復帰しつつある。

　ただし、ピストンズ戦後に再診断を受ける予定と報じられていた八村については、まだ具体的な復帰時期が明かされていない。
  　となると、新加入のウィリアムズには大きな期待がかかる。「彼は身体能力が高い。身体の線は細いが強くて、リング周りの動きがいい。ロブプレー（アリウープなどの空中戦）が得意」と指揮官が評したウィリアムズは、新天地でのデビュー戦を終えて、チームの日本語版公式ツイッターのインタビューでこう語っている。

「そんなに出てたんだ。僕は出場時間をまったく考えず、ただ必死にプレーしていただけ。またＮＢＡのコートに立てて本当に幸せさ。ウィザーズは素晴らしい組織だから、今ここにいることができて嬉しいよ」

　八村との“ゴンザガ大デュオ”結成まではもう少し時間がかかりそうだが、ウィリアムズには是非ともエネルギッシュなプレーでウィザーズを盛り立ててほしい。

文●秋山裕之（フリーライター）

【PHOTO】美女揃い！妖艶ダンスで人々を魅了するNBAのチアリーダー特集！