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NBA

ウィザーズの地元紙が2010年代のベストチームを発表!八村塁は「オールスター級のポテンシャル」と次の10年の顔として期待

秋山裕之

2019.12.26

八村は2010年代のチームを代表するビール(左)、ウォール(中央)に続く次代の顔として期待される。(C)Getty images

八村は2010年代のチームを代表するビール(左)、ウォール(中央)に続く次代の顔として期待される。(C)Getty images

 12月25日の東部時間11時(日本時間26日1時)、2020年2月16日(同17日)にイリノイ州シカゴで行なわれる「NBAオールスターゲーム2020」のファン投票が開始された。

 オールスターの先発メンバーは昨季同様、ファン(50%)、現役選手(25%)、メディア(25%)の投票を統合して決められ(カッコ内は投票が占める割合)、東西のカンファレンスからバックコート2名、フロントコート3名、計10選手が決定。投票は1月20日(同21日)で締め切られ、23日(同24日)にTNTの番組内で発表される。その後、各チームのコーチ投票によってリザーブ選手が選出。チーム編成も過去2年と同様に、2人のキャプテン(各カンファレンス最多得票者)がカンファレンス関係なく選手をセレクトするドラフト方式が採用される見込みだ。

 25日にはクリスマスゲーム5試合が行なわれたが、試合がなかったチームも一斉にオールスター投票の呼び掛けを開始。八村塁が所属するワシントン・ウィザーズは、エースのブラッドリー・ビールをスターターにすべく、Twitterのアカウント名を『#VoteBeal』へと切り替え、今季序盤戦のハイライトを投稿するなど強烈にプッシュしている。
 
 また、2019年も残すところあとわずかとなったところで、地元メディア『NBC Sports Washington』のチェイス・ヒューズ記者が、ウィザーズの2010年代ベストチームを発表した。

 バックコートは現在もチームに所属する2枚看板、ジョン・ウォール(ポイントガード)とビール(シューティングガード)が選出。センターには2013~18年に5シーズン在籍したマーチン・ゴータット(現未所属)、パワーフォワードには2012~16年に約4シーズン在籍したネネ(現ヒューストン・ロケッツ)、そしてスモールフォワードにはポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)が選ばれた。

 ゴータット、ネネと比較すると、ピアースはわずか1年しかウィザーズでプレーしていないのだが、インパクトという面では両者を上回るほどの輝きを放ったと言っていいだろう。

 ピアースが在籍した14-15シーズン。ウィザーズはレギュラーシーズンで46勝をあげ、第5シードで臨んだプレーオフではカンファレンス・セミファイナルに進出。第1シードのアトランタ・ホークスの前に2勝4敗で敗れてシーズンを終えたものの、シリーズ第3戦で決勝弾となるステップバックジャンパーを沈めるなど、ピアースは百戦錬磨のベテランとして絶大な存在感を見せたのである。
 
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