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NBA

「60得点も可能な選手が2人いる」。ピアースがマブズを引っ張るドンチッチとアービングを絶賛「NBA史上ベストなオフェンシブデュオだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.05.24

 そんなアービングについて、ドンチッチは「凄いね。彼があそこまで点を取っていなかったら、僕らは20点差をつけられていたかもしれない。彼がいてくれて本当に感謝しているよ」とコメント。

 さらに「後半では彼のことを助けなきゃいけなかった。そこで僕らは役割をスイッチしたのさ」と語った通り、第4クォーターはドンチッチが15得点を荒稼ぎ。ディフェンス面でも相手のオフェンスを遮断する働きを見せ、マブズにシリーズ先勝をもたらした。

 爆発的な得点力を発揮する2大エースを、レジェンドも絶賛している。翌23日、米メディア『Fox Sports 1』の番組「Undisputed」へ出演したポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)は、ドンチッチとアービングに最大級の賛辞を送った。

「あの2人はベストなオフェンシブデュオだ。バックコートとしてだけでなく、NBA史上ベストなオフェンシブデュオなんだ。カイリーのスキルセットについてはみんなよく知っている。NBAプレーヤーたちから、彼こそが最もスキルの備わった選手なんだと聞いてきた。そしてルカはリーグの得点王だ。あのチームには60得点も可能な選手が2人いるんだ。俺は心の底から、あの2人こそが歴代最高のオフェンシブデュオだと思っている」
 
『StatMamba』によると、初めて一緒にプレーしたカンファレンス・ファイナルの初戦で揃って30得点以上を奪ったコンビは、この日のドンチッチとアービングが2組目。2017年に初共演したゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーとケビン・デュラント(現フェニックス・サンズ)に並ぶハイスコアリングデュオとなった。

 ともに豊富なスキルを備えるドンチッチとアービングは、アウトサイドショットの調子が悪くても、ペイントへ入り込んでシュートまで持ち込めるテクニックと決定力があり、フリースローでつなぐこともできる。

 デュオ結成2年目で到達した大舞台で、2人が見せるスコアリングショーに今後も注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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