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NBA

シクサーズは今オフどう動くべき?獲得候補に挙がる“第3スター”と再契約予定のベテラン3選手<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.06.03

 そこで同メディアは6月2日、シクサーズが今夏完全FAになるニコラ・バトゥーム、ケリー・ウーブレイJr.、カイル・ラウリーと再契約を結ぶ意向だと報道。6日から幕を開けるダラス・マーベリックスとボストン・セルティックスによるファイナルが終了した翌日から、自チームのFA選手との交渉が解禁となるため、この3選手へアプローチしていくことが予想されている。

 バトゥームは35歳のベテランフォワード。今季序盤のトレードでシクサーズ入りすると、ヒートとのプレーイン・ゲームでシーズンハイの20得点に5リバウンド、1ブロックを残したほか、ニックスとのシリーズでもシックスマンとなって平均28.3分、6.3点、5.8リバウンド、1.3アシストに3ポイント成功率40.9%をマークした。

 フランス代表としてパリオリンピックへ出場し、その後現役を引退する見込みと昨夏報じられていただけに、その決断が注目されているのだが、今季のプレーぶりを見てもまだNBAチームでローテーション入りすることは十分に可能だろう。
 
 ウーブレイJr.は2度の自動車事故もあって68試合の出場に終わったとはいえ、主力の一角になって戦術にフィット。プレーオフではチーム3位のシリーズ平均13.2点に4.0リバウンド、1.7アシスト、1.8スティール、1.2ブロックとマルチな働きを見せた。

 フィラデルフィア出身のラウリーは、シーズン終盤に38歳を迎えた大ベテラン。今年2月13日のシクサーズ加入後、4試合目から先発へ定着し、ポストシーズンでもスターターを務めて攻守両面で奮闘していた。

 エンビードとマキシーのオールスターデュオを主軸とするシクサーズ。両選手の実力をさらに引き上げる第3のスター獲得とともに、自チームのFA3選手を引き留めることができるかも注目していきたい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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