「コビーが唯一マイクに似ていたのは、マイクの２度目の３連覇（1996～98年）の時だけだ。1984年のマイク、85年のマイク、86年、87年、88年、89年、90年、91年、92年、93年のマイクには誰も到達する力はなかった。人々がコビーをマイケル・ジョーダンのカーボン・コピー（複写）だと言うが、共通点は３連覇を達成し、黒人選手であるということだけ。マイクに対抗できるのは1980年代のマイク本人だけ。ほかの選手たちは勝負にならないだろう」
  　2020年１月にヘリコプター事故で亡くなったコビーは生前、「自分のアイデンティティを作り上げようとしていたので、徐々にマイクの色は消えていった。でも、マイクからどれほど多くのことを学んだかは決して忘れない」と、比較されることを意に介さないコメントをしていた。ジョーダン、コビーともにそれぞれの道でNBAの歴史を刻んだのは間違いないだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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