続いてシモンズは大型補強を敢行したシクサーズと、ジェイレン・ブランソン、ジョシュ・ハート、ドンテ・ディビンチェンゾ、ブリッジズという“ビラノバ大カルテット”を形成したニックスに言及。

「フィリーはそうでもないな。あのチームのトップ３のうち２人（エンビードとジョージ）はケガの危険性を抱えている。ポール・ジョージは（レギュラーシーズンとプレーオフの）８か月のスパンで戦い切ることができるのか疑わしい。
  　ニックスは（ジュリアス）ランドルが戻ってくることで、ミニッツ管理がおかしくなるだろうね。いったい誰がゲームを締めくくるのか。それにサイズも不足しているから、ハーテンスタイン不在が響くだろう。あとはブランソンが健康体でシーズンを送れるかどうかだ」

　もちろん、シーズンが開幕すれば、期待外れのチームもあれば、予想外の躍進を見せるチームも出てくる。今季のイーストではどんな上位争いが展開されるのか、楽しみに待ちたいところだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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