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NBA

「ワインを飲み始めると互いにやり合うんだ」。マブズ在籍3年目のアービングがドンチッチとの関係を語る「友情の一環で、兄弟だからこそ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.01.16

 昨季フランチャイズ史上3度目のファイナル進出を飾ったマブズが掲げるゴールは、2011年以来2度目の王座獲得にある。そのため、アービングは自身のケガの状態について慎重な姿勢を崩しておらず、シーズン後半戦に照準を合わせている。

 そうしたなか、ナゲッツ戦後のメディア応対でドンチッチとの関係を聞かれたアービングは、欠場期間中にオフコートで過ごした時の話を交えて次のように語った。

「彼が僕のことを苛立たせたことがあるかって? そりゃあるよ。うっとうしいくらいね。でも彼だけじゃない。それに僕だって彼を苛立たせることもあるんだ。僕らはオフコートでたくさんの時間をともに過ごした。お互いどれほど存在感があるのかを話して楽しんだり、それぞれの家族を知るようになっている。

 ワインを飲み始めると互いにやり合うんだ。ジョークを言ったりしてね。それで、彼は僕がブルックリン(ネッツ)にいた頃にどうやって倒したかといった話を持ち込んでくる。そういった思い出話ばかりさ。でも互いにやり合うのは友情の一環で、兄弟だからこそなんだ。本気で怒ったりはしないよ」
 
 アービングとドンチッチがチームメイトになって今季で3年目。1年目はうまく機能せずにカンファレンス11位に沈んだが、2年目の昨季は見事な連係でマブズをウエスト覇者へと引き上げた。様々な困難を乗り越える過程で、互いに何でも言い合える良好な関係を構築したのだろう。

 現在チームは苦しい時期を迎えているが、レギュラーシーズン後半戦、さらにはプレーオフに向けてベストコンディションを取り戻し、再び鮮やかなコンビプレーを見せてもらいたい。

文●秋山裕之(フリーライター)
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