専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「この街のためにタイトルを勝ち獲りたい」。レイカーズのデイビスがリーグ制覇に向け提言「俺たちには新たなビッグマンが必要だと思う」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.01.24

 同じく今季1試合も出場できていないクリスチャン・ウッドが戻ってくれば、デイビスの控えにヘイズとウッド、クリスチャン・コロコとインサイドの頭数は揃うが、デイビスは自身がパワーフォワード(4番)に入る布陣を“理想形”に挙げていた。

「俺たちには新たなビッグマンが必要だと思う。いつだって俺は4番でやってきた時にベストなプレーができていた気がするんだ。(自分以外に)もう1人のビッグマンがいることで、チームはうまく機能していた。ジャベールとドワイトがいたことで、俺たちはチャンピオンシップを勝ち獲ったんだ」

 デイビスの言う「ジャベールとドワイト」とは、2020年優勝メンバーのジャベール・マギーとドワイト・ハワードのこと。

 同年のレイカーズは、ポイントガードにレブロン、ウイングにダニー・グリーン、エイブリー・ブラッドリー、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ(現オーランド・マジック)らを配置し、208cm・115kgのデイビスが4番、5番には208cm・120kgのハワード、あるいは213cm・122kgのマギーがリムプロテクター役を務めた。

 さらにベンチからラジョン・ロンド、アレックス・カルーソ(現オクラホマシティ・サンダー)、カイル・クーズマ(現ワシントン・ウィザーズ)、マーキーフ・モリス(現ダラス・マーベリックス)が出てくる布陣でリーグ制覇を果たした。
 
 現在レイカーズの獲得候補に挙がっている選手の1人が、ユタ・ジャズのウォーカー・ケスラーだ。

 213cm・111kgのサイズを活かした守備が売りで、ルーキー契約期間のためサラリーも安い。キャリア3年目の今季はここまで34試合、平均29.8分の出場で、11.3点、11.5リバウンド、1.5アシスト、リーグ2位の2.44ブロックに同1位のフィールドゴール成功率72.7%を残している。

 ジャズのダニー・エインジCEOがケスラーのトレードオファーに対して首を縦に振るかは微妙だが、もしレイカーズが少ない交換条件でケスラーを獲得できるのであれば、フロントコートの厚みは確実に増す。デイビスが待望のツインタワーを形成して後半戦へ臨むことができるのか、今後の動きに注目していきたい。

文●秋山裕之(フリーライター)
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号