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NBA

電撃トレードで世界的人気チームの一員となったドンチッチ。レイカーズ入りが欧州のバスケ界にもたらすメリット<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2025.02.06

 3つ目は、レイカーズを頂点に導けば、チームに5度の栄冠をもたらした英雄コビー・ブライアント並みのステータスを獲得できること。

 前出のノビツキーやヨキッチ、ヤニス・アテトクンボ(ギリシャ出身/ミルウォーキー・バックス)は、NBA史に残るヨーロッパ出身選手となったが、過去に多くのスターを輩出してきた名門レイカーズでそれをやってのけることは、さらに別格の勲章となる。

 レブロンの引退後にドンチッチの時代が訪れ、レイカーズに栄冠をもたらせば、彼はレジェンドのノビツキーやトニー・パーカー(フランス/元サンアントニオ・スパーズほか)がなし得なかったレベルに到達することになる、と同メディアは指摘している。
 
 もっとも、これは「ドンチッチがレイカーズで成功すれば」という、”タラレバ”付きの話ではある。

 しかしこのような記事が出ること自体、欧州のバスケ界が、コビーやレブロン級の世界的スターを切望している表われでもある。
 
 そしてそれが、世界的な知名度と人気を誇るレイカーズの看板プレーヤーになることで達成されるのであれば、今回のトレードは、欧州のバスケ界にとっても歴史的な意味を持つ。

 奇しくもNBAがヨーロッパ進出を目論み、NBAと欧州のバスケットボール界がかつてないほど接近しようとしている潮目に、スロベニアの神童が世界的な人気球団に入団した。

 今回の電撃トレードは、世界のバスケットボール地図を大きく展開させる布石となる出来事だったとも言えそうだ。

文●小川由紀子

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