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NBA

レブロン離脱を埋めるべくレイカーズに求められる“ネクスト・マン・アップ”メンタリティ。リーブスは「チーム全体でやっていく」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.03.10

 そのドンチッチはセルティックス戦を終え、レブロンについてこう口にしていた。

「もちろん、この時期に負傷してしまうこと、(特に鼠径部の)ケガは最悪とまでは言いたくないけど、タフなものになる。だから(復帰まで)時間を要することになる。僕らはチームとして“ネクスト・マン・アップ”のメンタリティでやっていかないといけない」

 今後数試合にわたりレブロンの不在が確実視されているレイカーズ。本来主力でプレーしている選手がケガで試合に出場できなくても、代わりに先発、あるいはベンチからプレータイムをもらってプレーする選手がステップアップしてカバーしていくことが求められる。

 そのなかでも牽引役の1人にならなければならないリーブスは、この状況をポジティブに捉えていた。

「僕らはトレードやケガで出場できない選手たちがいた状況がいくつもあったけど、なんとか挽回してうまくやってきた。それが“ネクスト・マン・アップ”メンタリティなんだ。レブロンがやっていることを1人の人間ができるわけじゃない。けどそれをチーム全体でやっていくんだ。あとは……できたら彼にはすぐにコートへ戻ってきてほしいね」
 
 ヘイズの欠場は長引かないと『ESPN』が報じているものの、八村の復帰時期は現時点で未定。そのため、オフェンス面ではドンチッチとリーブスが中心となり、ドリアン・フィニー・スミスやジャレッド・ヴァンダービルト、ゲイブ・ヴィンセント、ダルトン・コネクト、ジョーダン・グッドウィン、トレイ・ジェミソンといった選手たちが攻守両面でカバーしていくことが求められる。

 そしてJJ・レディックHC(ヘッドコーチ)が「我々はハードなプレーとディフェンスを続けていかなければならない」と話したとおり、レイカーズは球宴後にディフェンシブ・レーティングでリーグトップの106.1を残す守備力を可能な限り維持し、大崩れしないチームと化して戦い続けていきたいところ。

 その過程でヘイズ、さらには八村が戦列復帰を飾ることでチームは勇気づけられるはず。レイカーズがここからレギュラーシーズン終盤戦を乗り切ってウエスト上位をキープし、プレーオフへ自動的に駒を進めることができるか注目したい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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