「自分にはものすごく多くのツールが備わっていると思う。あとは自分のマインドとディフェンスの出方を見てやっていくだけ。ダブルチームしてこなければ点を取るし、ダブルチームしてくれば味方を探すまでさ」

　第３戦でトリプルダブルをマークした30歳のフォワードは、このシリーズでここまで平均22.0点、6.7リバウンド、9.7アシストと、プレーメーキングの面でもチームに大きく貢献している。
  　フリースロー16本をノーミスで決めている点も、高い集中力を維持できている証と言っていい。ここまで13本中成功２本（成功率15.4％）に終わっている３ポイントが復調すれば、ますます厄介な存在と化すに違いない。

　12日の第４戦は、ウルブズが勝てば３勝１敗でカンファレンス・ファイナル進出に王手、ウォリアーズが勝てば２勝２敗の五分になるシリーズの大きな分岐点。ウルブズが敵地で勝つためには、ランドルのオールラウンドな活躍が不可欠になる。

文●秋山裕之（フリーライター）

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