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NBA

レイカーズを撃破したウルブズの指揮官がビッグマンを称賛。ゴベアはランドルへ「この勝利は自分たちの物語を書き換えるいい機会」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.05.02

スモールラインナップのレイカーズに対し、最終戦でゴベアが猛威を振るった。(C)Getty Images

スモールラインナップのレイカーズに対し、最終戦でゴベアが猛威を振るった。(C)Getty Images

 ミネソタ・ティンバーウルブズは、現地時間4月30日(日本時間5月1日)に敵地クリプトドットコム・アリーナで行なわれたプレーオフ1回戦の第5戦でロサンゼルス・レイカーズ相手に103-96で勝利し、4勝1敗で決着をつけた。

 レブロン・ジェームズ、ルカ・ドンチッチの2大スーパースターを擁するレイカーズ相手に、5戦でシリーズを終えて2年連続のカンファレンス・セミファイナル進出を決めた。

 その立役者はなんと言ってもアンソニー・エドワーズ。23歳の若きオールスターガードは、屈強な肉体と変幻自在のステップワークを駆使して相手守備陣を翻弄したことに加え、磨き上げたシュート力、持ち前のメンタルタフネスで劣勢を跳ね除ける活躍を披露。シリーズ平均41.0分の出場で、26.8点、8.4リバウンド、6.2アシスト、1.20スティールをマークした。

 また、攻守両面でアグレッシブな姿勢が光ったジェイデン・マクダニエルズがシリーズ平均17.4点、6.4リバウンド、1.4アシストと躍動。ベンチからもナズ・リードが11.6点、3.8リバウンド、ドンテ・ディビンチェンゾが8.0点、3.4アシスト、2.00スティールと層の厚さを見せた。
 
 もちろん、シリーズ突破に大きく貢献したルディ・ゴベアとジュリアス・ランドルの活躍も見逃せない。

 第5戦で先発センターのジャクソン・ヘイズをローテーションから外し、レブロン(206cm)、ドンチッチ(198cm)、八村塁(203cm)、オースティン・リーブス(196cm)にドリアン・フィニー・スミス(201cm)の“スモールボール”で臨んだレイカーズに対し、216cmのゴベアが猛威を振るった。

 この試合、ゴベアは38分35秒のプレータイムでフィールドゴール成功率80.0%(12/15)を叩き出し、いずれもプレーオフキャリアハイの27得点、24リバウンドをマーク。

 ランドルもエドワーズに次ぐシリーズ平均22.6点に5.2リバウンド、4.4アシスト、フィールドゴール成功率48.1%、3ポイント成功率39.3%、フリースロー成功率83.9%と着実に仕事をこなした。

 そんな両選手について、クリス・フィンチHC(ヘッドコーチ)は第5戦後の会見でこう称えていた。

「いいかい、ルディは最高レベルで勝利してきた男なんだ。彼は(所属チームを)勝利へ導いている。自分のチームに彼のような男がいると、プロとはどんなものか、勝者とは何なのかを教えてくれる。それに彼は負けず嫌いなんだ。

 そしてジュリアス・ランドルがこのシリーズでものすごく大きな存在だったと言いたい。彼も(ゴベアと同様に)キャリアの中でアンフェアな批判にさらされてきたが、彼はフロアの両エンドで際立っていたよ。毎晩コンスタントな活躍をしてくれたジュリアスがいなければ、我々はこのシリーズに勝てていない」
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