専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

NBA歴代MVP受賞者の明と暗。今季戴冠のSGAは史上15人目の偉業のチャンス、一方エンビードには不名誉な称号が<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.06.02

 昨季までのMVP受賞者36人のうち、キャリアを通じて一度も優勝を経験できなかったのは8人。さらにファイナルの舞台に立つことすら叶わなかった選手が3人いる。それがスティーブ・ナッシュとデリック・ローズ、そして現役のジョエル・エンビードだ。

■シーズンMVPを受賞しながら優勝未経験の選手
※カッコ内はMVP受賞年/同年のプレーオフ成績

チャールズ・バークレー(1993/ファイナル敗退)
カール・マローン(1997/ファイナル敗退、1999/カンファレンス準決勝敗退)
アレン・アイバーソン(2001/ファイナル敗退)
スティーブ・ナッシュ(2005/カンファレンス決勝敗退、2006/カンファレンス決勝敗退)
デリック・ローズ(2011/カンファレンス決勝敗退)
ラッセル・ウエストブルック(2017/1回戦敗退)
ジェームズ・ハーデン(2018/カンファレンス準決勝敗退)
ジョエル・エンビード(2023/カンファレンス準決勝敗退)

 バークレーとマローン、アイバーソンの3人は、MVP受賞年にチームをファイナルに導き、優勝まであと一歩に迫ったが、前者2人はジョーダンのシカゴ・ブルズに、アイバーソンはシャック&コビー・ブライアント擁するロサンゼルス・レイカーズに行く手を阻まれた。
 
 フェニックス・サンズで2シーズン連続MVPに輝いたナッシュはいずれの年もカンファレンス決勝まで駒を進めるも、キャリアを通じてここが最終地点で、一度もファイナルの舞台に立つことはなかった。

 ローズも同様に、2011年にブルズをジョーダン以来のイースト決勝まで連れて行ったが、レブロン擁するマイアミ・ヒートに敗れ去り、優勝を果たせぬまま昨年引退している。

 ウエストブルックとハーデンはMVP受賞前の2012年にサンダーでファイナルを経験しているものの、こちらもヒートの前に敗退。その後、両者はカンファレンス決勝に各2回進出しているが、ファイナルの舞台には返り咲けずにいる。

 最後にエンビードだが、昨季まで7度挑戦したプレーオフで、1回戦敗退2回、カンファレンス準決勝敗退5回とセカンドラウンドの壁を突破できず。“カンファレンス決勝の舞台に立ったことのない唯一のMVP受賞者”という不名誉な称号を得ており、今季に至っては故障が原因でプレーオフにすら出られないなど、キャリアの岐路に立たされている。

構成●ダンクシュート編集部
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    6月10日(火)発売!

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    2025年6月19日(木)発売!

    定価:980円 (税込)
  • smash

    6/20(金)発売!

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    6月27日(金)発売!

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    5月23日(金)発売!

    定価:1100円 (税込)