現在開催中のイースタン・カンファレンス決勝で、シリーズ突破に王手をかけているインディアナ・ペイサーズ。2000年以来25年ぶりのNBAファイナル進出が現実味を帯びるなか、チームを牽引するのがタイリース・ハリバートンだ。シーズン中の企画で“最も過大評価されている選手”という不名誉な称号を得た25歳の司令塔に関して、元選手たちが持論を展開している。
今季のペイサーズは、オールスターブレイク時点で30勝23敗(勝率56.6%)だったが、その後は20勝9敗(勝率69.0%)と調子を上げ、イースタン・カンファレンスの第4シードを獲得。1回戦で第5シードのミルウォー・キー・バックスを4勝1敗で破ると、続くカンファレンス準決勝でも首位のクリーブランド・キャバリアーズを4勝1敗で下した。
第3シードのニューヨーク・ニックスとの対戦となったカンファレンス決勝は、第5戦を終えて3勝2敗と、フランチャイズ史上2度目のNBAファイナルに王手をかけている。
とりわけ第4戦では、ハリバートンがオスカー・ロバートソン、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)に続き、プレーオフ史上3人目となる30得点、10リバウンド、15アシスト以上のトリプルダブルを記録(32得点、12リバウンド、15アシスト)。ターンオーバーなしでの達成は初の快挙だった。
ハリバートンと言えば、今年4月、米スポーツ専門メディア『The Athletic』で公開された今季のNBAに関する選手投票(全30チームの計158人にアンケート)において、“最も過大評価されている選手”でトップの得票率(14.4%)となり、大きな反響を呼んだ。
名物コメンテーターのスティーブン・A・スミスは『ESPN』の番組『First Take』で、「ハリバートンは過大評価ではない」と実力を認めつつも、「スーパースターではない」と主張。元選手のケンドリック・パーキンス(元ボストン・セルティックスほか)もそれに続いた。
「我々は、簡単に『スーパースター』というワードを使いすぎだと思う。ブロン(レブロン・ジェームズ)やステフ(ステフィン・カリー)はメガスターだ。それに続いて、自分のシグネチャーシューズを持ち、ウィニングショットを決められる選手をスーパースターとして見るべきだ。私もハリバートンがスーパースターだとは思っていない」
パーキンスは人気面に物足りなさを感じているようで、「友人の1人がメールをくれたんだ。彼は『スーパースターになるためには、アウェーゲームで(チケットを)完売させなければならない』と言った。ハリバートンにそれができているかどうかはわからない」と語っている。
一方、ギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は自身がホストを務めるポッドキャスト『No Chill Gil』で、ハリバートンが他のスーパースターと異なる点について指摘している。
「彼はスターになるだろう。偉大な選手にね。でも、ほとんどのスーパースターは、高校時代からすでにそう(スーパースター)なんだ。その称号を得て、活躍に至っている。ルートがあるんだ」
ハリバートンは学生時代を通じて脚光を浴びてきたとは言えず、2020年のドラフトでも全体12位にとどまった。今プレーオフでは全15試合に先発して平均18.7点、9.5アシストを記録し間違いなく評価を上げているが、本当の意味でスーパースターとなるためには、まずはフランチャイズ史上2度目となるファイナル進出が必須と言えるかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
今季NBAで“最も過大評価されている”ハリバートンをレブロンら関係者が称賛「誰もが一緒にプレーしたいと思うような選手」<DUNKSHOOT>
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ハリバートンがNBAで“最も過大評価されている選手”に…不名誉な称号にも本人は「どうでもいいこと」<DUNKSHOOT>
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第3シードのニューヨーク・ニックスとの対戦となったカンファレンス決勝は、第5戦を終えて3勝2敗と、フランチャイズ史上2度目のNBAファイナルに王手をかけている。
とりわけ第4戦では、ハリバートンがオスカー・ロバートソン、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)に続き、プレーオフ史上3人目となる30得点、10リバウンド、15アシスト以上のトリプルダブルを記録(32得点、12リバウンド、15アシスト)。ターンオーバーなしでの達成は初の快挙だった。
ハリバートンと言えば、今年4月、米スポーツ専門メディア『The Athletic』で公開された今季のNBAに関する選手投票(全30チームの計158人にアンケート)において、“最も過大評価されている選手”でトップの得票率(14.4%)となり、大きな反響を呼んだ。
名物コメンテーターのスティーブン・A・スミスは『ESPN』の番組『First Take』で、「ハリバートンは過大評価ではない」と実力を認めつつも、「スーパースターではない」と主張。元選手のケンドリック・パーキンス(元ボストン・セルティックスほか)もそれに続いた。
「我々は、簡単に『スーパースター』というワードを使いすぎだと思う。ブロン(レブロン・ジェームズ)やステフ(ステフィン・カリー)はメガスターだ。それに続いて、自分のシグネチャーシューズを持ち、ウィニングショットを決められる選手をスーパースターとして見るべきだ。私もハリバートンがスーパースターだとは思っていない」
パーキンスは人気面に物足りなさを感じているようで、「友人の1人がメールをくれたんだ。彼は『スーパースターになるためには、アウェーゲームで(チケットを)完売させなければならない』と言った。ハリバートンにそれができているかどうかはわからない」と語っている。
一方、ギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は自身がホストを務めるポッドキャスト『No Chill Gil』で、ハリバートンが他のスーパースターと異なる点について指摘している。
「彼はスターになるだろう。偉大な選手にね。でも、ほとんどのスーパースターは、高校時代からすでにそう(スーパースター)なんだ。その称号を得て、活躍に至っている。ルートがあるんだ」
ハリバートンは学生時代を通じて脚光を浴びてきたとは言えず、2020年のドラフトでも全体12位にとどまった。今プレーオフでは全15試合に先発して平均18.7点、9.5アシストを記録し間違いなく評価を上げているが、本当の意味でスーパースターとなるためには、まずはフランチャイズ史上2度目となるファイナル進出が必須と言えるかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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