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NBA

ベンチ出場となったニックスのハートが胸中を告白「僕は自己犠牲なんかしない、控えは嫌だと言う奴じゃない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.05.26

 第3戦を前に、ハートは自身の起用法について地元メディア『SNY』へこう話していた。

「僕はこれまで(ロスターの)15番目にも、3番目になったし、シックスマンだって務めてきた。自分はリーグでスターターなんだと心の底から思っている。今年は最高のプレーをしていたしね。けど彼(シボドーHC)がベンチスタートにするならクールなことさ。

 僕は自己犠牲なんてしない、ベンチスタートは嫌だと言うようなヤツじゃない。シブスがそうするなら、まだどうなるかわからないけど、僕は彼の決断を全面的に支持するよ。僕は自分のゲームをしていくだけ。ミニッツがどうであれ、スターターかベンチスタートかに関係なく、自分のスタイルを貫くよ」
 
 193cm・98kgのハートは上背こそないものの、球際にめっぽう強く、ショットが不調であろうと好守両面で“チームが勝利するため”に献身的なプレーができる好選手。

 第3戦ではベンチスタートだったとはいえ、30歳のハードワーカーは第4クォーターでフル出場して5リバウンドをもぎ取るなど持ち味は健在。試合全体で34分2秒プレーして8得点、オフェンシブ・リバウンド3本を含む10リバウンド、4アシスト、1スティールで勝利に貢献した。

 シリーズ初勝利を飾ったニックスにおいて、ハートはまさにチームを支える重要な存在だったと言っていいはずだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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