結局ウォルトンは、レイカーズでの３年間で98勝148敗（勝率39.8％）と結果を残すことができなかったが、それから10年以上のキャリアを経たことで、当時とは異なる視点を持つようになったという。

「このキャリアでたくさんのことを学んできた。レイカーズのHCになった時は、ゴールデンステイトでの２年間しかコーチ経験がなかったし、その後いろんな状況を経験してきた。選手時代と同じで、常に成長してゲームを理解することが大事なんだ。あの頃に戻れるなら、やり直したいことはたくさんあるよ」
  　ウォルトンは古巣のHC就任当初、若手中心のチームを長期的に作る予定だったが、レブロン獲得で“すぐに勝てる”チームを作らなければならない状況に直面した。コーチとして駆け出しだった彼にとって、非常に難しい仕事だったことは想像に難くない。
　
　将来、ウォルトンが再びNBAで指揮を執る日が来るかはわからないが、キャリアを積んだ今の自分なら、当時とは違う結果を残せるという自負があるようだ。

構成●ダンクシュート編集部

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