先発のドートとウィリアムズ、ベンチのウォーレスとカルーソはリーグ有数のウイングディフェンダー。ホルムグレンとハーテンスタインのビッグマン陣も平均以上で、今季のサンダーはSGAも含めてチーム全体で強固な守備を形成している。
レギュラーシーズンでリーグベストのディフェンシブ・レーティング106.6を叩き出したサンダーは、プレーオフ16試合でも同1位の104.7を誇り、攻撃的かつ執拗なディフェンスで対戦相手を悩ませている。
2012年のサンダーには若かりし頃の“ビッグ3”デュラント、ウエストブルック、ハーデンを中心に、イバカやパーキンス、フィッシャーらがその周囲を固めていた。個の力だけで言えば2012年のビッグ3は2025年版(SGA、ウィリアムズ、ホルムグレン)を上回っているようにも映るのだが、パーキンスはチームとしてのレベルを指摘していた。
「ラスやKD(デュラント)、ジェームズ(ハーデン)、あるいはサージがやっていたことを否定することはない。ただ今年の方がより洗練されているというだけ。今年のチームはまるで以前もこの場に立っていたかのように振る舞っている。それが最も恐ろしい部分であって、私はそこを買っている。でも(4戦先勝のシリーズで)第7戦まではもつれるだろうね」
2012年のサンダーは、マイアミ・ヒートとのファイナルで初戦こそ制すも、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)やドゥエイン・ウェイドの活躍を許し、翌第2戦から屈辱の4連敗で優勝を逃した。
今年のサンダーは、イースト王者ペイサーズから先に4勝して王座を獲得することができるのか。相手を圧倒するディフェンスは、優勝する上で重要な要素になりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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レギュラーシーズンでリーグベストのディフェンシブ・レーティング106.6を叩き出したサンダーは、プレーオフ16試合でも同1位の104.7を誇り、攻撃的かつ執拗なディフェンスで対戦相手を悩ませている。
2012年のサンダーには若かりし頃の“ビッグ3”デュラント、ウエストブルック、ハーデンを中心に、イバカやパーキンス、フィッシャーらがその周囲を固めていた。個の力だけで言えば2012年のビッグ3は2025年版(SGA、ウィリアムズ、ホルムグレン)を上回っているようにも映るのだが、パーキンスはチームとしてのレベルを指摘していた。
「ラスやKD(デュラント)、ジェームズ(ハーデン)、あるいはサージがやっていたことを否定することはない。ただ今年の方がより洗練されているというだけ。今年のチームはまるで以前もこの場に立っていたかのように振る舞っている。それが最も恐ろしい部分であって、私はそこを買っている。でも(4戦先勝のシリーズで)第7戦まではもつれるだろうね」
2012年のサンダーは、マイアミ・ヒートとのファイナルで初戦こそ制すも、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)やドゥエイン・ウェイドの活躍を許し、翌第2戦から屈辱の4連敗で優勝を逃した。
今年のサンダーは、イースト王者ペイサーズから先に4勝して王座を獲得することができるのか。相手を圧倒するディフェンスは、優勝する上で重要な要素になりそうだ。
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