2020年のレイカーズは、当時17年目のレブロン・ジェームズが3度、11年目のダニー・グリーンと12年目のジャベール・マギーが各2度、14年目のラジョン・ロンドと16年目のJR・スミスがそれぞれ1度の優勝経験を持ち、7選手がキャリア10年以上を誇るベテラン軍団だった。
当時キャリア3年目のカルーソはロンドやカイル・クーズマ(現ミルウォーキー・バックス)、マーキーフ・モリスらとベンチから登場し、ハッスルプレーなどでチームを盛り立てる役目を担った。
同シーズンは新型コロナウイルスのパンデミックのため、レギュラーシーズンが3月中旬に中断。7月末にフロリダ州オーランドの“バブル”(隔離された施設)でシーディングゲーム(順位決定戦)とプレーオフを無観客で開催し、レイカーズはマイアミ・ヒートとのファイナルを4勝2敗で制し、10年ぶりの頂点に立った。
当時はコロナ禍の影響で優勝パレードができなかったため、カルーソにとっては今回が初の優勝パレードに。今季のサンダーはカルーソやドートなどドラフト外や2巡目指名選手が多く、サム・プレスティGM(ゼネラルマネージャー)が見事に噛み合うロスターを形成したと言えるだろう。
しかも、サンダーは31歳のカルーソと30歳のケンリッチ・ウィリアムズを除く全選手が27歳以下と若く、主要メンバー全員が来季も契約下にいる。そのため、カルーソは「このチームにいる多くの選手たちが、素晴らしいキャリアを始動させていくと思う」と来季以降の自信も口にしていた。
なお、カルーソは2020年代に入って異なる球団で2度のNBAチャンピオンに輝いたことで、現役3人目のエリートクラブの仲間入りも果たした。
23日にポートランド・トレイルブレイザーズへのトレードが報じられたドリュー・ホリデーは、2021年にバックス、24年にボストン・セルティックスで優勝。先日メンフィス・グリズリーズへトレードで移籍したケンテイビアス・コールドウェル・ポープ(KCP)は、2020年にレイカーズ、23年にデンバー・ナゲッツで優勝を経験している。
彼らはこれまで複数回のトレードを経験しているが、それは他球団から必要とされている証でもある。ホリデー、KCPに続き、カルーソも優勝を目指すチームが求める、リーグ指折りの名脇役となった。
文●秋山裕之(フリーライター)
当時キャリア3年目のカルーソはロンドやカイル・クーズマ(現ミルウォーキー・バックス)、マーキーフ・モリスらとベンチから登場し、ハッスルプレーなどでチームを盛り立てる役目を担った。
同シーズンは新型コロナウイルスのパンデミックのため、レギュラーシーズンが3月中旬に中断。7月末にフロリダ州オーランドの“バブル”(隔離された施設)でシーディングゲーム(順位決定戦)とプレーオフを無観客で開催し、レイカーズはマイアミ・ヒートとのファイナルを4勝2敗で制し、10年ぶりの頂点に立った。
当時はコロナ禍の影響で優勝パレードができなかったため、カルーソにとっては今回が初の優勝パレードに。今季のサンダーはカルーソやドートなどドラフト外や2巡目指名選手が多く、サム・プレスティGM(ゼネラルマネージャー)が見事に噛み合うロスターを形成したと言えるだろう。
しかも、サンダーは31歳のカルーソと30歳のケンリッチ・ウィリアムズを除く全選手が27歳以下と若く、主要メンバー全員が来季も契約下にいる。そのため、カルーソは「このチームにいる多くの選手たちが、素晴らしいキャリアを始動させていくと思う」と来季以降の自信も口にしていた。
なお、カルーソは2020年代に入って異なる球団で2度のNBAチャンピオンに輝いたことで、現役3人目のエリートクラブの仲間入りも果たした。
23日にポートランド・トレイルブレイザーズへのトレードが報じられたドリュー・ホリデーは、2021年にバックス、24年にボストン・セルティックスで優勝。先日メンフィス・グリズリーズへトレードで移籍したケンテイビアス・コールドウェル・ポープ(KCP)は、2020年にレイカーズ、23年にデンバー・ナゲッツで優勝を経験している。
彼らはこれまで複数回のトレードを経験しているが、それは他球団から必要とされている証でもある。ホリデー、KCPに続き、カルーソも優勝を目指すチームが求める、リーグ指折りの名脇役となった。
文●秋山裕之(フリーライター)
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