現地時間6月8日(日本時間9日、日付は以下同)、オクラホマシティ・サンダーはインディアナ・ペイサーズとのNBAファイナル第2戦に臨み、ホームのペイコム・センターで123-107と快勝。シリーズは1勝1敗のタイとなった。
サンダーはシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)がゲームハイの34得点、8アシスト、4スティールと、今季のMVPにふさわしい活躍を披露。さらにジェイレン・ウィリアムズが19得点、5リバウンド、5アシスト、チェット・ホルムグレンが15得点、6リバウンド、アーロン・ウィギンズが18得点、4リバウンドと続いたが、SGAに次ぐチーム2位の20得点をマークしたのは、ベンチスタートのアレックス・カルーソだった。
31歳とサンダー最年長のガードは、27分4秒コートに立ち、フィールドゴール成功率54.5%(6/11)、3ポイント成功率50.0%(4/8)、フリースロー4本をノーミスで成功。さらに3リバウンド、1アシストも記録し、攻守両面で勝利に貢献した。
ドラフト外からNBA入りし、2020年にはロサンゼルス・レイカーズで優勝も経験。キャリア8年目となった今も、カルーソは献身的なハードワークを武器に、重要な場面で存在感を発揮し続けている。
10日の練習後、カルーソは「ファイナル第1戦、第2戦でも、僕のスタイルは同じさ。とにかく予測不能でエネルギッシュなプレーを心掛けている。僕は75%の力でプレーする方法を知らない。いつでも全力だよ」と語っていた。
シリーズ初戦でも28分28秒のプレータイムで11得点、6リバウンド、2アシスト、3スティール、2ブロックを残したベテランは、サンダーに不可欠な存在となっている。
そんなカルーソは、NBAデビュー前の2016-17シーズンにサンダー傘下のGリーグチーム、オクラホマシティ・ブルーでプレーしていた。その時HC(ヘッドコーチ)を務めていたのが、現サンダー指揮官のマーク・ダグノーだった。
ダグノーHCは、カルーソのリーダーシップを高く評価している。
「我々がチームの中で模範となる選手について話す時、真っ先に名前が挙がるのがアレックスだ。彼は常にやるべきことをやり、チームの中で積極的に関わり、誰よりも競い合っている。言葉と行動が一致していて、その姿勢がチーム全体に良い影響を与えている。彼の存在が、チームにとって素晴らしい手本になっているんだ」
サンダーが前身のシアトル・スーパーソニックス時代以来となる1979年のリーグ制覇、そしてオクラホマシティ移転後初の優勝を目指す中で、カルーソのコート内外での貢献は、今後さらに重要性を増していくだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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31歳とサンダー最年長のガードは、27分4秒コートに立ち、フィールドゴール成功率54.5%(6/11)、3ポイント成功率50.0%(4/8)、フリースロー4本をノーミスで成功。さらに3リバウンド、1アシストも記録し、攻守両面で勝利に貢献した。
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「我々がチームの中で模範となる選手について話す時、真っ先に名前が挙がるのがアレックスだ。彼は常にやるべきことをやり、チームの中で積極的に関わり、誰よりも競い合っている。言葉と行動が一致していて、その姿勢がチーム全体に良い影響を与えている。彼の存在が、チームにとって素晴らしい手本になっているんだ」
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