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NBA

名将や熱狂的ファンが称賛する“ニックスの魂”。いまだ色褪せぬジョン・スタークスの価値

北舘洋一郎

2020.03.26

「生粋のニックスファンは、スタークス(左)のプレーが脳裏に焼きついている」と映画監督のスパイク・リー(右)は話す。(C)Getty Images

「生粋のニックスファンは、スタークス(左)のプレーが脳裏に焼きついている」と映画監督のスパイク・リー(右)は話す。(C)Getty Images

 また、半世紀もニックスの熱狂的ファンを続ける映画監督、スパイク・リーのスタークス評はこうだ。

「スタークスは“ニックスらしい選手”の筆頭だ。ゲームの大事な場面でスタークスがスパークしたら、絶対に負けなかった。確かにユーイングやアラン・ヒューストンはニックスの看板選手だけれども、彼らの仕事はハイアベレージなプレーを継続してくれること。そこにスタークスが大暴走するニックスは怖いものなしだった。そして、あれだけマイケルを平常心でプレーさせないディフェンスをした選手は、過去にスタークス以外にいなかった」
 
 スタークスの評価されるべき点は、スタッツにも表われていた。1995ー96シーズンは81試合中71試合に先発出場するも、翌1996ー97シーズンは出場77試合のうち、1試合を除きベンチスタート。プレータイムも平均30.8分から26.5分に減ったが、平均得点は12.6点から13.8点にアップしており、効率よくゴールを奪っていたことがわかる。結果、同シーズンはシックスマン賞に輝いた。

「シックスマン賞がスタークスがもらった唯一のトロフィーだが、生粋のニックスファンの脳裏には、それ以上に彼のプレーシーンが焼きついている。それでいいんだ。それが“ニックスの魂”と呼ばれる所以だ」とリーは言う。

 悲願のチャンピオンリングこそ手にできなかったスタークスだが、ニックスでアメリカンドリームを掴んだ数少ない選手のひとりだった。無名で大都会ニューヨークにやってきて、成功を収めて名を残す。そういったストーリーがいかにもニューヨークらしく、ニックスファンの心に強く響いたのだろう。

文●北舘洋一郎

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