ブレイザーズはドレクスラーを中心に、テリー・ポーター、ジェローム・カーシー、ケビン・ダックワース、クリフォード・ロビンソンといった選手たちをロースターに加えて強豪となり、2度のファイナル進出を果たした。
パワーフォワードとして活躍したバック・ウィリアムズはブーイとのトレードで獲得したのだが、ブレイザーズが得点・リバウンド・アシストと3拍子揃ったオールラウンダーを2人も抱えていれば、マジック・ジョンソンやカリーム・アブドゥル・ジャバー擁するロサンゼルス・レイカーズを下し、80年代のうちにウエスタン・カンファレンスを勝ち上がり、1度や2度、チャンピオンシップを勝ち取っていた可能性はあるだろう。
ただし、ジョーダンとドレクスラーが共存していたであろうブレイザーズには、ブルズを6度の優勝へと導いたトライアングル・オフェンスはなく、強固なディフェンスを構築できていたかもしれない。ジョーダンをトップに、選手間でピラミッドが形成されていたブルズは、攻守両面において高いレベルを誇っていただけに、6度も優勝することはさすがにできなかったのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】ジョーダン最後のオールスター、田臥勇太デビュー、コビー81得点……1999-2019 NBA名場面集
パワーフォワードとして活躍したバック・ウィリアムズはブーイとのトレードで獲得したのだが、ブレイザーズが得点・リバウンド・アシストと3拍子揃ったオールラウンダーを2人も抱えていれば、マジック・ジョンソンやカリーム・アブドゥル・ジャバー擁するロサンゼルス・レイカーズを下し、80年代のうちにウエスタン・カンファレンスを勝ち上がり、1度や2度、チャンピオンシップを勝ち取っていた可能性はあるだろう。
ただし、ジョーダンとドレクスラーが共存していたであろうブレイザーズには、ブルズを6度の優勝へと導いたトライアングル・オフェンスはなく、強固なディフェンスを構築できていたかもしれない。ジョーダンをトップに、選手間でピラミッドが形成されていたブルズは、攻守両面において高いレベルを誇っていただけに、6度も優勝することはさすがにできなかったのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
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