■フロントコート投票結果
1位:ダーク・ノビツキー(ドイツ)/21%
2位:パウ・ガソル(スペイン)/18%
3位:デヤン・ボディロガ(セルビア)/17%
4位:ペジャ・ストヤコビッチ(セルビア)/14%
5位:ラムーナス・シスコウスカス(リトアニア)7%
6位:リーナス・クレイザ(リトアニア)/6%
7位:ヨナス・ヴァランチュナス(リトアニア)/6%
8位:アンドレイ・キリレンコ(ロシア)/4%
9位:ボリス・ディーオウ(フランス)/2%
10位:ルディ・フェルナンデス(スペイン)/2%
11位:マルク・ガソル(スペイン)/2%
12位:ヒドゥ・ターコルー(トルコ)/2%
これらの結果を受けて、栄えある欧州ドリームチームは、以下のメンバーに決定した。
PG:サルナス・ヤシケビシャス
SG:バシリス・スパヌーリス
SF:ディミトリス・ディアマンティディス
PF:ダーク・ノビツキー
C :パウ・ガソル
ユーロバスケットの最多得点記録(1183)を持つパウと、大会得点王3回、2005年大会ではMVPに輝いたノビツキーの両ビッグマンは、どちらも欠かすことのできない超主役級プレーヤー。そしてバックコート陣には、2008-09シーズンにユーロリーグを制覇した、最強パナシナイコスのメンバーが揃った。
全体トップの得票数を得たディアマンティディスは、NBAに挑戦しなかった欧州のスーパースターの1人だ。24歳の時に加入したパナシナイコスで引退まで12年間プレーし、ユーロリーグで3度優勝。2011年には年間MVP、2007年と2011年にはファイナル4MVP、ギリシャ代表でも2005年のユーロバスケット制覇を果たすなど、数多くの栄誉を手にしている。
彼についてはまた別の機会に取り上げるとして、ナバーロの票が案外伸び悩んだり、上位にパナシナイコス勢やパパルーカスが並んでいるのは、ギリシャからの投票が多いといった影響もあるだろう。ルビオが12人に食い込んでいないのもやや意外だったが、ドンチッチがこの若さで次点の得票数を得ているのはさすがだった。
また、ガード陣に偏っているギリシャやスロベニアに対し、セルビアやスペイン、リトアニアなどは幅広くドリームチーム級プレーヤーを輩出しているところも、これらの国の層の厚さを感じさせる。しかし、ギリシャにもアデトクンボが登場し、スロベニアが欧州チャンピオンになるなど、勢力図にも変化が起きているのも事実。次世代のドリームチームを選ぶ際には、また面白い変化や特徴がみられることだろう。
次回のユーロバスケットは2022年、チェコ、ジョージア、イタリア、ドイツの共催で行なわれる予定だ。
文●小川由紀子
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
1位:ダーク・ノビツキー(ドイツ)/21%
2位:パウ・ガソル(スペイン)/18%
3位:デヤン・ボディロガ(セルビア)/17%
4位:ペジャ・ストヤコビッチ(セルビア)/14%
5位:ラムーナス・シスコウスカス(リトアニア)7%
6位:リーナス・クレイザ(リトアニア)/6%
7位:ヨナス・ヴァランチュナス(リトアニア)/6%
8位:アンドレイ・キリレンコ(ロシア)/4%
9位:ボリス・ディーオウ(フランス)/2%
10位:ルディ・フェルナンデス(スペイン)/2%
11位:マルク・ガソル(スペイン)/2%
12位:ヒドゥ・ターコルー(トルコ)/2%
これらの結果を受けて、栄えある欧州ドリームチームは、以下のメンバーに決定した。
PG:サルナス・ヤシケビシャス
SG:バシリス・スパヌーリス
SF:ディミトリス・ディアマンティディス
PF:ダーク・ノビツキー
C :パウ・ガソル
ユーロバスケットの最多得点記録(1183)を持つパウと、大会得点王3回、2005年大会ではMVPに輝いたノビツキーの両ビッグマンは、どちらも欠かすことのできない超主役級プレーヤー。そしてバックコート陣には、2008-09シーズンにユーロリーグを制覇した、最強パナシナイコスのメンバーが揃った。
全体トップの得票数を得たディアマンティディスは、NBAに挑戦しなかった欧州のスーパースターの1人だ。24歳の時に加入したパナシナイコスで引退まで12年間プレーし、ユーロリーグで3度優勝。2011年には年間MVP、2007年と2011年にはファイナル4MVP、ギリシャ代表でも2005年のユーロバスケット制覇を果たすなど、数多くの栄誉を手にしている。
彼についてはまた別の機会に取り上げるとして、ナバーロの票が案外伸び悩んだり、上位にパナシナイコス勢やパパルーカスが並んでいるのは、ギリシャからの投票が多いといった影響もあるだろう。ルビオが12人に食い込んでいないのもやや意外だったが、ドンチッチがこの若さで次点の得票数を得ているのはさすがだった。
また、ガード陣に偏っているギリシャやスロベニアに対し、セルビアやスペイン、リトアニアなどは幅広くドリームチーム級プレーヤーを輩出しているところも、これらの国の層の厚さを感じさせる。しかし、ギリシャにもアデトクンボが登場し、スロベニアが欧州チャンピオンになるなど、勢力図にも変化が起きているのも事実。次世代のドリームチームを選ぶ際には、また面白い変化や特徴がみられることだろう。
次回のユーロバスケットは2022年、チェコ、ジョージア、イタリア、ドイツの共催で行なわれる予定だ。
文●小川由紀子
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!