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NBA

【NBAデュオ列伝】KG&マーブリー――ミネソタを沸かせた若きデュオの「出会い」と「確執」|前編

出野哲也

2020.10.16

■念願かなってチームメイトになった最高の若手デュオ

 迎えた95年ドラフト、1巡目5位でその賭けに打って出たのは、弱小球団のウルブズだった。GMのケビン・マイクヘルは、KGに無限の可能性を見い出していた。開幕当初は控えからの出場だったKGだが、チームの中心だったクリスチャン・レイトナーがシーズン途中にトレードされると、スターターの座を任された。1年目は10.4点、6.3リバウンドと、高卒選手という条件を差し引いてもまずまずの成績だった。KG中心のチーム作りに自信を得たマイクヘルは、96年のドラフトではKGを生かせる司令塔の獲得を目論んだ。

 その構想にぴったり当てはまるのが、ジョージア工科大に進んでいたマーブリーだった。もちろんKGも旧友の獲得を熱心にフロントに進言した。ドラフトではミルウォーキー・バックスが4位でマーブリーを指名。一家の夢が叶った瞬間、カメラの前でマーブリーは涙を流した。しかもその直後には、ウルブズが5位で指名したレイ・アレンとのトレードがまとまり、晴れてKGのチームメイトとなることが決まったのだ。
 
「トレードの知らせを知って、嬉しさのあまり見ていたテレビを壊しそうになったよ」とKGが言えば、マーブリーも「彼は俺にとっては兄弟みたいなもの。一緒にプレーできる日が待ちきれないね」と再会を喜んだ。

 ポイントガードではあっても得点力の高いマーブリーと、オールラウンドなプレーを持ち味とするKGは、ぶつかり合うこともなく上手い具合にフィットした。マーブリーが1年目から平均15.8点、7.8アシストと期待通りの活躍を演じれば、KGもオールスターに史上2番目の若さ(当時)で選ばれるなど飛躍を遂げた。フォワードのトム・ググリオッタもオールスターに選ばれる活躍で、ウルブズは40勝をあげ、チーム創設8年目にして初のプレーオフ進出を果たした。新人王はアレン・アイバーソンが受賞したが、チームの勝ち星を前年から14も上乗せしたマーブリーこそ真の新人王との声も上がった。

 翌97-98シーズンも彼らの快進撃は続き、45勝をマークして球団史上初の勝ち越し。プレーオフでも第7シードながら、第2シードのシアトル・スーパーソニックスを相手に2勝と健闘した。KGとマーブリーを中心とした黄金時代の到来を、地元ミネソタのファンは信じて疑わなかった。(後編へ続く)

文●出野哲也

※『ダンクシュート』2006年8月号掲載原稿に加筆・修正。

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