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NBA

【NBAデュオ列伝】ロビンソンに課せられた孤軍奮闘と勝てない日々。そして訪れた“最高の相棒”ダンカンとの出会い|前編

出野哲也

2020.09.06

ロビンソンとダンカンの優等生デュオが、スパーズに繁栄をもたらした。(C)Getty Images

ロビンソンとダンカンの優等生デュオが、スパーズに繁栄をもたらした。(C)Getty Images

 “Class act(クラスアクト)”という言葉がある。“一流の”、“一級品の人物&r...
 “Class act(クラスアクト)”という言葉がある。“一流の”、“一級品の人物”というような意味だが、21世紀初頭のNBAでは、クラスアクトの名に値する選手が少なくなっていた。2004年11月に起きたデトロイトでの大乱闘事件がいい例で、バスケットボールの技能は一流でも、精神面が未熟な選手があまりにも多かったのだ。デニス・ロッドマンの派手なパフォーマンスが、メディアやファンにもてはやされ始めた1990年代中頃から、そのような状況はずっと続いていた。

 しかしその当時も、クラスアクトの名にふさわしい選手がいないわけではなかった。サンアントニオ・スパーズのティム・ダンカンがその代表で、人格的にも、選手としても隙のない完璧な選手であった。そのダンカンの先輩であるデイビッド・ロビンソンもまた、完璧な技術と人間性を持ち合わせていた。

 ロビンソンとダンカン――。NBA史上最強のツインタワーは、同時に最高のクラスアクトでもあった。
 
■史上トップクラスの優等生プレーヤー、ロビンソン

 ロビンソンのバスケットボール人生は、順風満帆を絵に描いたようなものだった。

 1987年、スパーズにドラフト1位で指名されたが、海軍士官学校の学生だったためプロ入りせず、2年間兵役についた。“アドミラル(提督)”というニックネームは、ここに由来している。

 満を持してNBA入りした1989-90シーズンには、平均24.3点、12.0リバウンド、3.89ブロックと圧倒的な成績を残し新人王を受賞。センターの体格にガード並みの運動能力を併せ持ったロビンソンのプレーに、人々は驚愕した。1992年には初代ドリームチームの一員として、バルセロナ五輪にも出場。1988年に出場したソウル五輪で銅メダルに終わった屈辱を、念願の金メダルを手にすることで晴らした。

 選手としてだけでなく、人間性も称賛された。敬虔なクリスチャンで、チャリティ活動にも熱心。高校時代は全米最高峰のハーバード大進学も不可能ではないと言われたほどの頭脳の持ち主でもあり、音楽と機械いじりを趣味としていた。
 
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勝てない日々でロビンソンに集まる非難。そこに“問題児”ロッドマンが現われ……

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