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NBA

ここ数試合の不振から脱却した八村。指揮官が提示した、さらなる飛躍のための「ふたつのやるべきこと」〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.03.15

 15日にもホームでバックス戦を控えているウィザーズにおいて、八村の奮起はますます必要になってくるはず。指揮官は2年目のフォワードについてこう話している。

「ルイがやるべきことはふたつある。まずは必死にディフェンスし続けること。そうすればリバウンドを奪った後に速攻を仕掛けられる。1試合で7リバウンドくらいは平均で残せるはずだ。そうなればルイがボールプッシュして、自身の得点機会も増える」
 
「オフェンス面については、オープンショットがあったら逃してはならない。どの選手も最初の数本が外れると自信をなくすことがある。それはルイも同じだろうけど、我々はルイにどんどんシュートを打ってほしい。1試合のフィールドゴール試投数が5、6本では足りないね。1試合に2桁本数を打ってほしい。彼がどんどん打った時の方が、このチームは強いんだ。彼は賢い選手だから、めったに悪いシュートを選択したりはしない。だけど自分から得点できる形を作る必要もあるね。たくさん映像を観て、おさらいをしている。彼がもっと走れる形を作りたいんだ。速攻だけでもルイは1試合に4~6得点できるはずだよ」

 ビールとラッセル・ウエストブルックに次ぐサードオプションとして八村が安定すれば、ウィザーズのオフェンスがより破壊力を増すのは確実。ディフェンス面を疎かにするのは厳禁だが、今後ガードデュオに対する相手のマークが一層厳しくなることが予想されるだけに、八村のステップアップこそが、ウィザーズが後半戦に巻き返す上で大きなカギとなるのは間違いない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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