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NBA

シャック、シモンズ、マラビッチ…ルイジアナ州大の最強メンバーを選定!<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.07.09

【パワーフォワード】
ボブ・ペティット
1932年12月22日生。206cm・93kg
カレッジ成績:69試合、平均27.4点、14.6リバウンド
NBA成績:792試合、平均26.4点、16.2リバウンド、3.0アシスト

 長い間、LSU出身で最高のNBA選手の称号は“ミスター・クリーン”ことペティットのものだった。大学では平均27.4点、54年ドラフト2位でミルウォーキー(現アトランタ)・ホークスに入団すると「細身過ぎてプロでは通用しない」との声を跳ね返し新人王に選ばれる。翌年は1849点をあげて得点王(当時は総得点で決定)、59年も2105点で2度目のタイトルを獲得。並外れたハードワーカーとして知られ、現役11年間ですべて平均20点&12リバウンド以上、リーグ初の通算2万点も達成した。

 オールスターにも毎年出場しMVP3回、レギュラーシーズンMVPも56、59年の2回受賞。ベストシーズンは4年目の58年で、ファイナルでは前年3勝4敗で敗れたボストン・セルティックスと再戦。平均29.3点、17.0リバウンド、最終第7戦では決勝シュートを含む50得点の大暴れを見せ、1点差での勝利&球団史上唯一の優勝をたぐり寄せた。従兄弟のフランク・ブライアンもLSU出身で、オールスターに2度選ばれた好選手だった。
 
【センター】
シャキール・オニール
1972年3月6日生。216cm・147kg
カレッジ成績:90試合、平均21.6点、13.5リバウンド、1.7アシスト
NBA成績:1207試合、平均23.7点、10.9リバウンド、2.5アシスト

 全盛期の支配力にかけてはリーグ史上最高クラスといっても過言ではない。13歳にして身長2m、本物の陸軍兵士と間違われたエピソードがあるほどの巨体で、LSUでも他の学生を圧倒。92年バルセロナ五輪のドリームチーム入りこそならなかったが、大学最高の選手との評価は盤石で、同年のドラフト1位でオーランド・マジックに入団し、新人王に輝いた。

 バックボードを何度も粉砕した“シャック・アタック”の破壊力はすさまじく、94-95シーズンは平均29.3点で得点王。意外にも個人タイトルはこの年と、ロサンゼルス・レイカーズ移籍後の2000年の得点王のみで、レギュラーシーズンMVPも一度(2000年)しかないが、ファイナルMVPは00~02年に3年連続で受賞した。

 ラッパーとしてもヒット曲を出すなど多方面にわたって活躍した反面、これだけの実績を残しながら、バスケットボールに集中していればもっと凄い選手になれたはず……と多くの人が信じている。
 
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