INSEPである程度もまれたとはいえ、正真正銘のプロリーグは初体験だったジェンにとって、開幕当初は「自分がやろうとしているプレーができなかった」と、フラストレーションのたまる苦悩の時期となった。
それでも、シャミールHCの献身的なサポートもあって徐々にプレータイムも増加。今年4月にドラフトへのエントリーを表明した頃には、平均20.8分のプレータイムで8.9点、3.2リバウンドと、18歳としては及第点と呼べる数字をあげるまでに成長していた。
「実力派の選手たちとタフなリーグでプレーするというのは、自分にとって本当に良い経験だった。ここで多くのことを学んだ。フランスで見ていたよりもずっと良い選手たちと対戦できたことは、成長の大きな助けになった」と、ジェンはNBLで得た手応えを語っている。
彼のプレーの特徴として挙げられるのは、“シルクのよう”と形容される、なめらかなボールハンドリングやパスワークだ。NBLでのシーズンを経て、ボール扱いがさらに上達したこと、そしてディフェンス面では1番から4番までをマークできるようになったと、本人も成果を口にしている。
シュート成功率も日々向上中だ。彼が繰り返しビデオを見て研究しているのは、同胞の大先輩であるニコラ・バトゥームや、昨年トロント・ラプターズから4位で指名され、今季の新人王に選ばれたスコッティ・バーンズだそうだ。
「いろいろなことをこなすという点で、自分はバーンズと少し似ているところがあると思う」とジェンは自己評価している。
モックドラフト(各メディアの指名予想)では、1巡目での指名が有力視されるなか、欧州プレーヤーの指導経験が豊富なグレッグ・ポポビッチHCのサンアントニオ・スパーズや、若手中心に再建中のオクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツなどの名前が挙がっている。ドラフト当日、フランスの大器が何番目に名前を呼ばれるのか注目だ。
文●小川由紀子
それでも、シャミールHCの献身的なサポートもあって徐々にプレータイムも増加。今年4月にドラフトへのエントリーを表明した頃には、平均20.8分のプレータイムで8.9点、3.2リバウンドと、18歳としては及第点と呼べる数字をあげるまでに成長していた。
「実力派の選手たちとタフなリーグでプレーするというのは、自分にとって本当に良い経験だった。ここで多くのことを学んだ。フランスで見ていたよりもずっと良い選手たちと対戦できたことは、成長の大きな助けになった」と、ジェンはNBLで得た手応えを語っている。
彼のプレーの特徴として挙げられるのは、“シルクのよう”と形容される、なめらかなボールハンドリングやパスワークだ。NBLでのシーズンを経て、ボール扱いがさらに上達したこと、そしてディフェンス面では1番から4番までをマークできるようになったと、本人も成果を口にしている。
シュート成功率も日々向上中だ。彼が繰り返しビデオを見て研究しているのは、同胞の大先輩であるニコラ・バトゥームや、昨年トロント・ラプターズから4位で指名され、今季の新人王に選ばれたスコッティ・バーンズだそうだ。
「いろいろなことをこなすという点で、自分はバーンズと少し似ているところがあると思う」とジェンは自己評価している。
モックドラフト(各メディアの指名予想)では、1巡目での指名が有力視されるなか、欧州プレーヤーの指導経験が豊富なグレッグ・ポポビッチHCのサンアントニオ・スパーズや、若手中心に再建中のオクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツなどの名前が挙がっている。ドラフト当日、フランスの大器が何番目に名前を呼ばれるのか注目だ。
文●小川由紀子
関連記事
- ウォリアーズのグリーンが頂上決戦で4度対戦したレブロンの凄みを語る「彼こそが史上最もスマートな選手だ」<DUNKSHOOT>
- 「彼には大きな期待を寄せていた」。カリーがファイナルで躍動するウィギンズを称賛「彼が輝くと、流れが僕らへと傾くんだ」<DUNKSHOOT>
- 「彼はどちらが勝っても喜び、片方が負けると落胆する」名将ポポビッチが愛弟子のカーとユドカに送ったメッセージとは?<DUNKSHOOT>
- スマートがセルティックスカラーに髪を染めた理由は亡き母との約束「彼女はいつも緑色にした俺を見たがっていた」<DUNKSHOOT>
- 八村塁がU17W杯の歴代“大物選手”7位に選出!トップ2はNBAファイナルを戦う両チームのフォワード<DUNKSHOOT>