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NBA

ジョーダンの地位を確固たるものにした93年ファイナルで勝敗を分けた「約束事」とは?

北舘洋一郎

2020.01.03

93年のファイナル、バークレーは平均27.3点、13.0リバウンドをマークしたが、ブルズ王朝の牙城は崩せず。(C)Getty Images

93年のファイナル、バークレーは平均27.3点、13.0リバウンドをマークしたが、ブルズ王朝の牙城は崩せず。(C)Getty Images

 迎えた93年のファイナル、ジョーダンがその舞台裏を語っている。

「スリーピートを決めたファイナルで注力したのは、サンズの主力だったバークレー、ケビン・ジョンソンを分断させることだった。逆にこちらは私とピッペンが結束すれば流れを奪われない。分断されるという結果に陥る場合、理由は2つあって、ひとつは相手の仕掛けた罠にはまってしまいやられるパターン。もうひとつは自ら分断してしまうようなプレーを繰り返してしまう場合だ」
 
 結局、サンズはブルズのディフェンスによってバークレーとジョンソンのホットラインが分断され、それぞれの主軸が連動することなく孤立してプレーする方向に追いやられてしまった。

 ブルズが4勝2敗でスリーピートを決め歓喜のシャンパンファイトに酔っている一方、ジョンソンは試合終了後30分も経たない内にひとり会場を後にし、バークレーの敗戦記者会見はその2時間後まで待たされたことを覚えている。

文●北舘洋一郎

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