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海外サッカー

「積み重ねてきた努力の集大成」カーボベルデ代表が成し遂げた大偉業! W杯初出場に母国紙が喝采「未来は彼らの手の中にある」

THE DIGEST編集部

2025.10.15

W杯初出場を決めたカーボベルデ代表。(C)Getty Images

W杯初出場を決めたカーボベルデ代表。(C)Getty Images

 現地10月13日に行なわれた北中米ワールドカップのアフリカ予選で、カーボベルデ代表がホームでエスワティニに3–0で快勝し、グループD首位の座を守り切って本大会初出場を決めた。

 2位カメルーンに勝点2差をつけて迎えた最終節、勝てばW杯出場が決まるFIFAランキング70位の島国は、2018年までスワジランドと呼ばれていたアウェーチームのエスワティニから後半に入って立て続けに2ゴールを奪うと、アディショナルタイムにトドメの一撃を加えて悲願をかなえてみせた。

 約52万5000人の人口は、W杯の歴代出場国の中では、2018年ロシア大会で初出場を果たしたアイスランドに次ぐ少なさで、まさに小国による快挙。「ブルーシャークス」の愛称を持つチームは、世界に新鮮な驚きを提供したのだ。
 
 今予選では、初戦でアンゴラにスコアレスドロー、3節でカメルーンに1-4の大敗を喫して苦境に立たされたカーボベルデだったが、以降は無敗を維持。8節のカメルーンとのリターンマッチを1-0で制して勝点差を4に広げ、続く敵地でのリビア戦では終盤に追いついて3-3の引き分けに持ち込むと、最終節は最下位チームから確実に勝利を奪い取った。

 25年アフリカネーションズカップ予選では成績が振るわなかった。エジプト、ボツワナ、モーリタニアとのグループで6試合中1勝しか挙げられず、最下位に沈んで本大会出場を逃した。しかし、同国サッカー連盟は長年チームを率いてきた指揮官ペドロ・レイトン・ブリトへの信頼を失わなかった。

「ブビスタ」の愛称を持つこのカーボベルデ人指揮官は、「この試合は、非常に感情のこもったものだった。予選突破は素晴らしい。我々の目標と意志は、常に勝利を目指すものであり、そのためにチャンスを作ってフィニッシュまで持っていこうとした。前半は試合をコントロールでき、あとは落ち着いて忍耐を持ち、勝利への意欲を貫くだけだった。チームを称えたい。この試合だけでなく、予選全体を通しての、彼らの努力を」と語り、以下のように続けている。
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