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【今夜激突!クラシコ展望】 バルサはラフィーニャ、レバンドフスキが欠場、フリック監督もベンチ外! 識者は「アラウホがエムバペを封じ、フェルミンが勝負を決める」と予想

THE DIGEST編集部

2025.10.26

現在絶好調のふたり。エムバペがバルサの最終ラインを切り裂くのか、それともフェルミンがマドリー相手にゴールを量産するのか。(C)Getty Images

現在絶好調のふたり。エムバペがバルサの最終ラインを切り裂くのか、それともフェルミンがマドリー相手にゴールを量産するのか。(C)Getty Images

 昨シーズンは全コンペティションを通じて、バルセロナの4戦全勝に終わったクラシコ。ちょうど1年前に同じくレアル・マドリーの本拠地、サンティアゴ・ベルナベウで行なわれたラ・リーガの第1ラウンド(スコアは4-0)は、キリアン・エムバペのオフサイドに引っ掛かった数の多さ(8回)が話題にもなった。しかし今シーズンは、バルサのDFリーダー、イニゴ・マルティネスの退団も響き、スペイン紙『AS』によると、昨シーズンの同時期と比べてバルサのオフサイドトラップの成功数はマイナス18と大きく減少している。

 一方のキリアン・エムバペは開幕から好調をキープし、ここまで全コンペティションで15得点を叩き出している。バルササイドでそのエムバペ対策として求められているのが、ロナルド・アラウホの起用だ。バルサの元スカウトで、現在同クラブのフットボール部門のコーディネーターを務めるボージャン・クルキッチの父親、ボージャン・クルキッチ・シニア氏は、「バルサの守備陣は適切なポジションを取り、素早く後退する準備を整え、マドリーの2列目以降の選手の動きをコントロールしなければならない。

 クラシコでは、アラウホのスピードとカバーリング能力が極めて重要になる。危険な状況を回避するには、高い位置から積極的にプレスをかけ、相手のビルドアップを妨げ、中盤の選手たちに後ろや横にしかパスを出せない状況を作る必要がある」と解説する。
 
 マドリーにはジュード・ベリンガムやオーレリアン・チュアメニと2列目以降にヘディングが得意な選手が揃っている。ちなみに『AS』はアラウホの可能性もあるとしながらも、バルサのCBはパウ・クバルシとエリク・ガルシアの先発起用を予想している。

 バルサにとってそのハイプレスを機能させるうえで痛いのは、ラフィーニャの不在だ。ジョアン・ガルシア、ロベルト・レバンドフスキ、ダニ・オルモ、ガビと主力に怪我人が続出する中で、このブラジル人アタッカーは「クラシコには間に合う」と見られていたが、『AS』 によると右ハムストリングの怪我を再発させた可能性があるとして欠場が決まった。

 フリージャーナリストのアドリアン・ブランコ氏曰く「ラフィーニャは、プレッシング要員としても、敵陣深くまで進入するアタッカーとしてもエネルギー、決意、リーダーシップを注入し、途中出場からでも、マドリーの守備陣に大きなダメージを与えられるはずだ」と攻守に不可欠な存在だ。
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