現地12月５日、北中米ワールドカップのグループ分けが決まった。日本代表（FIFAランキング18位）はグループFに入り、オランダ（７位）、チュニジア（40位）、欧州プレーオフB（ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアの勝者）と同居した。

　オランダを率いるロナルド・クーマン監督は抽選会後、母国メディアの取材に応じて「かなりバランスが取れている。満足できると思う」とグループ分けを振り返った。オランダ公共放送局『NOS』が報じた。

　グループステージの初戦で対戦する日本代表については「いつも調子がよく、強いチームだ」と話し、続けて「チュニジアは現時点では少し分からない。（欧州プレーオフで勝ち上がりそうな）ポーランドとまた対戦するかもしれないが、悪いグループではない。最善の準備をするつもりだ」と語った。

　オランダは今欧州予選グループGでポーランドと同居。２試合を戦い、ホームとアウェーともに１－１で引き分けている。最終順位はオランダが１位で予選を突破し、２位のポーランドがプレーオフに回った。

  　また、クーマン監督は26年６月に行なわれる本大会の気候にも言及。「（暑さは）大きな問題になるだろう。非常に注意深く考える必要がある」とし、試合会場は未決定ながら（試合会場は抽選会の翌日、現地12月６日に決まる）、「KNVB（オランダサッカー協会）のスタッフがあらゆる面で調査し、すでにベースキャンプ候補地のランキングを作成している。（試合会場が決まった後に）できるだけ早く決める予定だ」と説明した。

　オランダと日本は過去に３度対戦しており、オランダの２勝１分け０敗。直近は2013年11月16日にベルギーのゲンクで行なわれた親善試合で、ラファエル・ファン・デル・ファールト、ヴェスレイ・スナイデルがゴールを決めた後に、大迫勇也、本田圭佑のゴールを許し、２－０から２－２に追いつかれた。

　残り２試合はいずれも白星で、2010年６月19日に行なわれた南アフリカW杯グループステージ第２戦で１－０（得点者はスナイデル）、2009年９月５日にオランダで行なわれた親善試合で３－０（得点者はロビン・ファン・ペルシ、スナイデル、クラース＝ヤン・フンテラール）で勝利している。

　前回のカタールW杯でドイツとスペインに勝利し、25年10月14日に行なわれた親善試合でブラジルに初勝利した日本を相手に、オランダはいまだ負けがない。両国の４度目の対戦は、どのような結果になるのか。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】北中米ワールドカップGS組分けが決定！ 日本はオランダ、チュニジア、欧州プレーオフB勝者と対戦