北中米ワールドカップの組み合わせ抽選が現地12月５日、アメリカの首都ワシントンD.Cのジョン・F・ケネディセンターで行なわれた。最新FIFAランキングで18位の日本は、同７位のオランダ、同40位のチュニジアのほか、欧州プレーオフに回ったウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアのいずれかと同組のグループFに決まった。この結果に、海外有力メディアはグループFを「最も厳しいグループ」のひとつに挙げている。
  　米有力スポーツメディア『The Athletic』は、組み合わせ抽選の結果を受けて、「最も難しいグループ、最も簡単なグループ、最高の試合、得点王を予測する」との記事を掲載。最も厳しいグループとして、グループI、グループKとともに、日本が所属するグループFもマイケル・コックス氏によって挙げられた。同氏はその理由として、「グループIには強豪が3チームいる一方で、弱小国も1チームある。そこでグループFだ。欧州プレーオフを争うウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアはUEFAランキングで上位にランクしており、加えてオランダ、日本、チュニジア。このグループには、この大会で最も強力な4強チームが揃うだろう」と見解を示している。

　さらにコックス氏は、日本を今大会のダークホースにも推す。「真のスーパースターはいないが、明確なプレースタイル、層の厚さがあり、そして柔軟な監督を擁している」と評価。そのうえで、「ポゼッション重視のサッカースタイルとローテーションを重視する傾向は、この大会のフィジカル面の要求に合致している」とも指摘し、ベスト16で惜敗した過去２大会の成績を超え、「今大会でようやく準々決勝に進出できるかもしれない」と予測した。

　大会は、６月11日から７月19日まで、アメリカ・カナダ・メキシコの３か国を舞台に開催。計104試合が行なわれる過去最大の本大会の行方が注目される。

構成●THE DIGEST編集部

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