海外サッカー

「失敗する可能性が最も高い優勝候補は?」 強豪国をW杯早期敗退に追い込みかねないそれぞれの「落とし穴」を海外メディアが指摘!

THE DIGEST編集部

2026.05.28

すでに41歳。ポルトガルがこのままロナウドの得点力にしがみつき続けるようだと、上位進出は難しいか。(C)Getty Images

 北中米ワールドカップの開幕が迫る中、優勝候補として名前が挙がっているのは、イングランド、スペイン、フランス、ブラジル、アルゼンチン、ポルトガルといった列強だ。いずれも世界最高峰の選手を抱え、ブックメーカーでも上位評価を受けている。

 しかし、W杯は常に本命国にとって危険な舞台でもある。スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、「2026年W杯で失敗する可能性が最も高い優勝候補はどこか?」と題したランキング形式の記事で、これら6か国の"落とし穴"を分析している。

 同メディアはまず、「W杯の美しさと恐ろしさは同じものだ」と指摘する。4年に一度の大会であるがゆえに、1試合ごとの意味は極端に大きくなる。一方で、サッカーは不確実性の高い競技であり、「ボールの跳ね方ひとつが、リオネル・メッシやキリアン・エムバペの技術と同じくらい、大会の歴史を書き換える」と表現した。
 
 実際に今世紀のW杯では毎回、「少なくともひとつの強豪国がグループリーグで姿を消している」として、2002年日韓大会のアルゼンチン、2010年南アフリカ大会のイタリア、2014年ブラジル大会のスペイン、2018年ロシア大会のドイツ……といった例を挙げ、「こうした"本命"の失敗は例外ではなく、W杯の構造そのものに組み込まれたリスクだ」との見解を示している。

 今回は史上最多となる48か国での大会となり、各組3位のうち8チームも決勝トーナメントに進めるため、「強豪が以前より早期敗退しにくくなった」と綴った『ESPN』だが、「それでも我々は、サッカーにおける本命の勝率を過大評価しがちだ」として、列強国に対して警鐘を鳴らす。

 前述した優勝候補6か国のうち、最も失敗の可能性が低いとされたのはイングランドだ。彼らの弱点としては、「ハリー・ケイン以外に得点源が乏しい攻撃陣」と「保守的すぎる戦い方」が挙げられている。トーマス・トゥヘル監督の下で失点は減少したものの、ボールを前進させるスピードは遅く、試合のテンポも低いと指摘する同メディアは、「とにかく失点しないこと。そこにケインがいれば、国際大会で成功するにはかなり良い方程式だ」とポジティブに評したが、改めてケイン以外に競争力があって、試合で継続的に得点できる選手が少ない点を不安視した。
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