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“アイアンマン”佐野海舟にプレミア熱狂! ブライトン&ブレントフォード争奪戦、移籍金は93億円規模へ

THE DIGEST編集部

2026.06.02

プレミア移籍の噂がある佐野海舟。ワールドカップの活躍次第ではメガクラブ行きも。(C)Getty Images

 日本代表MF佐野海舟の今夏のステップアップ移籍が現実味を帯び始めている。実際マインツは、すでに佐野を売却したケースを想定し、ケルンからエリック・マルテルを獲得している。マインツのニコ・ブンゲルトSDが「足元の技術に長けて、対人に強く、統率力もある。我々に多くのものをもたらしてくれるだろう」と語る元U-21ドイツ代表キャプテンは、CBもこなすが主に守備的MFでプレーする。

 契約の状況も移籍を後押しする。現行は2028年6月までだが、英メディア『Sport Witness』が「もし今夏に高額オファーが舞い込めば、マインツが多額の移籍金を得る機会を逃すリスクを冒してまで売却を拒み、来夏まで彼を慰留する可能性は低い」と指摘する通り、フットボールの移籍市場の力学では、契約を2年残した今夏こそが、高額な移籍金を手にするための最後の売り時となる。

 ましてや佐野は今まさに評価を高めている。ドイツメディア『OneFootball』が「サノは信じられないような1年目のシーズンを過ごした。そしてわずか10か月の間に、自身の市場価値を450万ユーロ(約8億3000万円)から2000万ユーロ(約37億円)へと跳ね上げた。すでに複数のプレミアリーグのクラブが獲得に向けて水面下で動いている。彼がイギリスの島国へ引き抜かれるのは、間違いなく時間の問題だ」と報じたのは昨年9月だったが、2年目のシーズンを戦い終えてその進化はさらに加速し、データ会社『transfermarkt』は最新市場価値を4000万ユーロ(約75億円)と算出している。

 しかも需要が高まれば、評価額はさらに上がる。佐野の場合もそうで、『Sport Witness』は、「マインツはプレミアリーグ方面からの熱視線を理由に5000万ユーロ(約93億円)の額をつけている」と伝えている。
 
『TEAMtalk』によると、現在最も獲得に関心を示しているのが、ブライトンとブレン トフォード。その2クラブの思惑について「ブライトンは、サノを技術力とプレッシングの強度を武器とする自陣中盤の「理想的な補強ピース」とみなしている。一方、ブレントフォードは中盤の強化を目指して彼の動向を追跡しており、ドイツの情報筋は守備的MFの獲得を決断した場合、リストの最上位に位置づけられるだろうと示唆している」と伝えている。そしてイングランドでもドイツでも、「夏の移籍市場が近づくにつれ、プレミアリーグの他クラブからの問い合わせが寄せられる可能性もある」と加えている。

 一方、佐野も「プレミアリーグに強い関心を抱いている」と伝えており、状況は今夏の移籍に向けて加速している。

 ドイツメディア『SWR』のインタビューに掲載されたブンゲルトSDの言葉も、そのタイムラインを証明している。「まだ具体的にはなにも提起されていない検討事項だ。なぜなら、選手側からも他のクラブからも、いかなるオファーも受け取っていないからだ」と断りを入れたうえで、「カイシュウが来シーズンも我々とともにプレーするのはむしろ大歓迎だ。その一方で、もしオファーが特定のレベルに達した場合には、それがおそらく我々にとってより大きな機会になるのではないか、その資金でクラブの改善につながる何かができるのではないか、と検討しなければならないタイミングが来るだろう」と語っている。

 『TEAMtalk』は無尽蔵の運動量と安定したパフォーマンスから「アイアンマン」の異名を取る佐野を獲得するメリットについて、「彼のボール保持時の落ち着き、球際の粘り強さ、そしてピッチをカバーする能力は、中盤においてソリッドさを求める中位のチームにとって多様な選択肢となる」と強調する。

 W杯と並行し、マインツ、佐野の双方にとって重要な夏がすぐそこに迫っている。

文●下村正幸

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