サッカーの北中米ワールドカップ(W杯)3位決定戦が現地7月18日に行なわれた。イングランド代表がフランス代表を6ー4で下すエキサイティングな展開。だが、SNS上では一部ファンの間で3位決定戦とスタッツを巡る議論が巻き起こっている。
この試合、フランス代表のキリアン・エムバペが2ゴール、マイケル・オリーセが2アシストをそれぞれ記録し、エムバペが大会通算10ゴールで得点ランキングトップに浮上。オリーセは同7アシストで暫定首位に立った。
この試合でエムバペはW杯通算22得点でリオネル・メッシ(アルゼンチン)が持つ歴代最多記録を更新した。米データ分析プラットフォーム『Opta』によると、1大会での二桁得点は1970年大会のゲルト・ミュラー(ドイツ/10得点)以来56年ぶり史上4人目。オリーセの1大会7アシストも統計が始まった1966年大会以降最多で、70年大会でペレ(ブラジル)が樹立した6アシストを更新した形だ。
そんな歴史的な試合となった一方で、今回記録された得点とアシストは、計10ゴールが飛び交う“オープンすぎる”展開で量産されたスタッツとも言える。3位決定戦は優勝を目指してきたチームにとってモチベーションの維持が難しく、悪く言えば「消化試合」。良く言えば「プレッシャーから解放されたお祭り」になりやすい。
このような守備の強度が比較的低いゲームでのスタッツが、ノックアウトステージの死闘でもぎ取ったゴールやアシストと同じ重みとして扱われる点に、ファンからは「このお遊び試合で数字稼いで得点王、アシスト王なれるの欠陥すぎる」「決勝トーナメントならあんな守備しない」「個人成績のカウントやめて欲しいわ」「チームの勝利が全てだからこそ個人タイトルにも意味がある」「確かに、見ててこれはずるいなぁと思った」といった声が上がった。
また2得点を挙げたエムバペは試合後、地元紙『Le Parisien』に「僕はただ、チームの得点に貢献しようとしているだけだ。記録保持者になるよりも、明日の試合(決勝戦)に出場したかった」と率直にコメント。W杯史上初の「2大会連続得点王」の可能性について問われると「自分のレガシーとしては素晴らしいし、後になって人々が僕を振り返る際にも意味があるだろう。だが今の僕にとっては、それが最優先事項ではない」とも語っている。
ちなみに、1958年大会で1大会13得点の金字塔を打ち立てたジュスト・フォンテーヌ(フランス)は同大会の3位決定戦だけで4得点を稼いでいる(試合は6-3で西ドイツ代表に勝利)。史上2番目が11ゴール(54年大会シャーンドル・コチシュ/ハンガリー、準優勝)である点を考慮すると、試合の強度は別としても「1大会最多得点の記録は、3位決定戦の4ゴールで樹立した」というのは事実だろう。
今大会の得点、アシストを更新できる可能性が最も高いのは現在8ゴール、4アシストのメッシだ。アシストではオリーセと3アシスト差がついているためかなり難易度が高いが、2ゴール差は追いつけなくはない数字。得点王の行方を考えると、仮に10ゴールで並んだ場合、次はアシスト数(現在メッシ、エムバペともに4アシスト)、最後は出場時間の少なさ(現在メッシ620分、エムバペ697分)で決まる。
エムバペも今大会、ゴールデンブーツにふさわしい活躍を残していると言えるが、はたしてその称号は誰の手に渡るのか...。アルゼンチン代表対スペイン代表の決勝戦は日本時間20日の午前4時キックオフだ。
構成●THE DIGEST編集部
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【動画】イングランド、フランス選手らがノーサイドの抱擁
この試合、フランス代表のキリアン・エムバペが2ゴール、マイケル・オリーセが2アシストをそれぞれ記録し、エムバペが大会通算10ゴールで得点ランキングトップに浮上。オリーセは同7アシストで暫定首位に立った。
この試合でエムバペはW杯通算22得点でリオネル・メッシ(アルゼンチン)が持つ歴代最多記録を更新した。米データ分析プラットフォーム『Opta』によると、1大会での二桁得点は1970年大会のゲルト・ミュラー(ドイツ/10得点)以来56年ぶり史上4人目。オリーセの1大会7アシストも統計が始まった1966年大会以降最多で、70年大会でペレ(ブラジル)が樹立した6アシストを更新した形だ。
そんな歴史的な試合となった一方で、今回記録された得点とアシストは、計10ゴールが飛び交う“オープンすぎる”展開で量産されたスタッツとも言える。3位決定戦は優勝を目指してきたチームにとってモチベーションの維持が難しく、悪く言えば「消化試合」。良く言えば「プレッシャーから解放されたお祭り」になりやすい。
このような守備の強度が比較的低いゲームでのスタッツが、ノックアウトステージの死闘でもぎ取ったゴールやアシストと同じ重みとして扱われる点に、ファンからは「このお遊び試合で数字稼いで得点王、アシスト王なれるの欠陥すぎる」「決勝トーナメントならあんな守備しない」「個人成績のカウントやめて欲しいわ」「チームの勝利が全てだからこそ個人タイトルにも意味がある」「確かに、見ててこれはずるいなぁと思った」といった声が上がった。
また2得点を挙げたエムバペは試合後、地元紙『Le Parisien』に「僕はただ、チームの得点に貢献しようとしているだけだ。記録保持者になるよりも、明日の試合(決勝戦)に出場したかった」と率直にコメント。W杯史上初の「2大会連続得点王」の可能性について問われると「自分のレガシーとしては素晴らしいし、後になって人々が僕を振り返る際にも意味があるだろう。だが今の僕にとっては、それが最優先事項ではない」とも語っている。
ちなみに、1958年大会で1大会13得点の金字塔を打ち立てたジュスト・フォンテーヌ(フランス)は同大会の3位決定戦だけで4得点を稼いでいる(試合は6-3で西ドイツ代表に勝利)。史上2番目が11ゴール(54年大会シャーンドル・コチシュ/ハンガリー、準優勝)である点を考慮すると、試合の強度は別としても「1大会最多得点の記録は、3位決定戦の4ゴールで樹立した」というのは事実だろう。
今大会の得点、アシストを更新できる可能性が最も高いのは現在8ゴール、4アシストのメッシだ。アシストではオリーセと3アシスト差がついているためかなり難易度が高いが、2ゴール差は追いつけなくはない数字。得点王の行方を考えると、仮に10ゴールで並んだ場合、次はアシスト数(現在メッシ、エムバペともに4アシスト)、最後は出場時間の少なさ(現在メッシ620分、エムバペ697分)で決まる。
エムバペも今大会、ゴールデンブーツにふさわしい活躍を残していると言えるが、はたしてその称号は誰の手に渡るのか...。アルゼンチン代表対スペイン代表の決勝戦は日本時間20日の午前4時キックオフだ。
構成●THE DIGEST編集部
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