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海外サッカー

フランス代表FWの“失言”、大きな波紋「中国が脅しを実行。レアル・マドリーとエムバペを“削除”した」スペイン紙や英公共放送が注視

THE DIGEST編集部

2026.11.02

中国に対する失言が注目を集めているマドリーのエムバペ。(C)Getty Images

中国に対する失言が注目を集めているマドリーのエムバペ。(C)Getty Images

 先週末、中国でラ・リーガが放送されなかった。理由は、キリアン・エムバペだった。

 現地11月1日、スペイン紙『Marca』は、「中国が脅しを実行。レアル・マドリーとエムバペを“削除”した」と報じた。

「中国がラ・リーガの試合を一切放送しなかった。プラットフォーム『Migu』はラシン・サンタンデール対マドリーの試合を放送せず、しかもマドリーの過去の試合をすべて削除した」

 事の発端は、エムバペの失言だ。

 フランスのトーク番組『The Bridge』で、「一番笑えるミームは、ある男の動画のやつ。たしか中国の独裁者だと思うけど」と語り、その直後に毛沢東と思われる顔にエムバペの顔が合成されたミームが画面に映し出され、エムバペは笑った。

 英公共放送『BBC』は、「このミームは、マドリーのFWがサッカー界で絶大な影響力を持っていることから“独裁者”と呼ばれているお決まりのジョークの一部」と報じている。

 
『Marca』は続けて、「エムバペの発言を受け、複数の中国企業からの商業契約が破棄されたほか、中国でのラ・リーガの放送、エムバペに関する試合および、マドリーFWの広告の放送が停止された」と伝えた。

 渦中のエムバペは、フランス語、英語、中国語で謝罪。それでも同紙は、「ラ・リーガは今回の事態に遺憾の意を表明し、ハビエル・テバス会長は中国メディアグループ(CMG)に書簡を送付した。CMGはラ・リーガを通じてマドリーの謝罪と、中国への敬意を表明した書簡を受け取ったと発表。しかし、この書簡で十分だと見なすかどうかの名言を避け、放送の最下位がいつになるのかも発表していない。中国外務省も、エムバペおよびラ・リーガに対する今後の措置について、明確な説明を避けた」と報じている。

 また『BBC』は、「中国は国際的なスポーツスター選手にとって主要な市場であり、エムバペのほか、ノルウェー代表のアーリング・ハーランド、NBA選手のステフィン・カリーと数百万ドル規模のスポンサー契約を結んでいる。『Weibo』のトレンドトピック上位10件のうち5件がエムバペに関するもので、“複数のブランドがムバッペとのパートナーシップを解消”というハッシュタグがトップになった」と状況を説明した。

 正式な謝罪を表明したエムバペ本人、マドリー、そしてラ・リーガに対し、中国は今後どのような対応を示すのか。

構成●THE DIGEST編集部
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