海外サッカー

カーン、ブッフォン、ノイアー ―― 過去30年の「超ワールドクラス図鑑」~ゴールキーパー編

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2020.06.14

90年代に活躍した、シュマイケル(右)とカーン(左)。写真:Getty Images

 ゴールに張り付くオーソドックス型ではカーン、ブッフォン、オブラクなど、そして足技も優れたモダン型ではファン・デルサル、ノイア―、アリソンらが、GKの超ワールドクラスに数えられる。

■1990年代

◆ファビアン・バルテズ(元フランス代表)
 優れた瞬発力に果敢な飛び出しでピンチを救い、外交的な性格からサポーターに愛された。21歳の時にマルセイユでCLを制し、フランス代表では98年W杯とEURO2000のメジャー大会連覇に寄与。

◆ペーター・シュマイケル(元デンマーク代表)
 1メートル93センチ・96キロと当時としてはかなり巨漢だったGKは、98-99シーズンにマンUで3冠。歴代1位の129キャップを刻んだA代表では、EURO92で優勝した。息子のキャスパーは現レスター守護神。
 
◆オリバー・カーン(元ドイツ代表)
 バイエルンで定評を確立し、99年から欧州最優秀GK賞を4連覇。02年W杯では準優勝ながら守護神としては史上唯一の大会MVPに輝く。鬼の形相で仲間を鼓舞し、敵のシュートを弾き返し続けた。

◆ホセ・ルイス・チラベル(元パラグアイ代表)
 FKやPKを蹴った異端児で、キャリア通算67ゴールはGK史上2位。欧州メガクラブは未経験ながら、IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)の年間最優秀守護神に3度(95、97、98年)も輝いた。