サッカーの世界で「背番号10」は、いまでも特別なナンバーだ。チームのエースやリーダーが背負うことが多く、観客は彼らの一挙手一投足に注目する。2019－2020シーズンのラ・リーガで、10番を担っているのは誰か。その顔ぶれを一挙紹介する。

◆リオネル・メッシ（バルセロナ）
　スター性：10　リーダーシップ：８　勝負強さ：10
　チーム内の重要度：10　高度な技術：10
　名手ロナウジーニョから21歳という若さでバルサのエースナンバーを受け継ぎ、数多くの偉業を達成。「フットボール史上最高の10番」とも。

◆ルカ・モドリッチ（レアル・マドリー）
　スター性：９　リーダーシップ：８　勝負強さ：８
　チーム内の重要度：９　高度な技術：９
　入団当初から纏っていた19番のシャツを脱ぎ、クロアチア代表でも愛用する10番に着替えたのは加入６年目。直後にバロンドールを受賞した。
  ◆エベル・バネガ（セビージャ）
　スター性：７　リーダーシップ：７　勝負強さ：７
　チーム内の重要度：９　高度な技術：８
　今シーズンかぎりでの退団（新天地はアル・シャバブ）が決定。スペインで10番を背負ってプレーするのもあとわずかだ。

◆アンヘル・コレア（アトレティコ・マドリー）
　スター性：６　リーダーシップ：５　勝負強さ：７
　チーム内の重要度：７　高度な技術：８
　好プレーヤーで、テクニックもあるが、シメオネ監督の守備重視の戦術が影響してか、背番号に見合う存在にはまだなりきれていない印象だ。

◆ダニエル・パレホ（バレンシア）
　スター性：８　リーダーシップ：10　勝負強さ：８
　チーム内の重要度：10　高度な技術：８
　アングーロ、マタ、バネガと受け継がれてきた栄光の番号を、14年夏に継承。10番歴６年は、現在のラ・リーガにおいては２位タイの長さだ。