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海外サッカー

南野拓実の有用性をデータが実証「フィルミーノとのローテーションを!」と専門メディアが提言

THE DIGEST編集部

2020.10.08

南野のパス成功率やプレッシング成功率は、フィルミーノを上回っているという。(C)Getty Images

南野のパス成功率やプレッシング成功率は、フィルミーノを上回っているという。(C)Getty Images

 欧州遠征中の日本代表は、親善試合として10月9日にカメルーン戦、13日にコートジボワール戦に臨むこととなるが、10か月ぶりに実戦を迎える森保ジャパンで背番号10を背負うのが、リバプールの南野拓実だ。

 世界トップクラスのチームで充実の日々を過ごしている南野は、7日のオンライン会見で、「ザルツブルクでプレーしている時より、1試合1試合の注目度や、試合のレベルの高さの違いを感じているし、そこでプレーできる喜びを日々感じている」と語った。

 しかし、一方で「正直、今の自分の立場には全く満足していない」と、本音も漏らしている。ここまで公式戦6試合出場(先発2試合)・3得点というまずまずの成績を残しているが、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネの最強3トップのバックアップという位置づけであることは明らかだ。
 
「チャンスを掴んで、ゴールやアシストといった結果を残し、より出場時間を伸ばし、大事な試合でも使ってもらえる選手になりたい」と意気込みを語った南野だが、それが実現する可能性が高いと、リバプールの専門メディア『THIS IS ANFIELD』は伝えている。

 同メディアがその根拠としているのは、南野と同じ前線中央でプレーするフィルミーノがこのところ、プレーのクオリティーを落としていることだ。

「今季、疲れた姿を見せることが多く、パスが“だらしなく”なっている」という29歳のブラジル代表は、とりわけ2-7という屈辱的な敗北を喫したプレミアリーグ4節のアストン・ビラ戦では、ずっと不安材料であり続けたという。

 チャンスを幾つか作り、サラーの2点目をアシストする一方で、フィルミーノのこの試合でのパス成功率はチーム最低の67.9%で、タックルやパスカットの成功率も低く、相手の効果的なカウンターを防ぐことができなかった。

 現時点でまだシーズン序盤の段階ではあるが、統計データ上でも、フィルミーノの強みの部分の数値は、昨季より下回っているという。
 

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